場所を占領している大きな箱
ほとんど開けることもなく
これからも開けない
30年分くらいの
年賀状や日記などなど
思い切って処分することに
でもいきなり
そのまま捨てるのはどうも
なつかしい思い出が
いっぱい詰まっている
流れ作業のように
ごみ袋に捨てながら一応目を通す
印刷された年賀状には
未練はないが
手づくりや文章の入ったものは
ちょっと手をとめて見る
文章を読むとすぐ
あの頃のことが
頭の隅から引き出される
ひとことの文章から
当時のことがいろいろと
蘇ってくる
捨てられない宝には
そんなメモリーがいっぱい
タマちゃんの人生が
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