ホテルで朝食を食べて、余裕で二度寝してからチェックアウト。
荷物を新村の郵便局で送ってから、最終日はヨング先生とデートです。
軍隊から令状(←別に赤くはないらしい)きたけど入隊延期にしたそうです。
古い建物が好きな私におススメの物件があるそうで、ここで待ち合わせ。
大学路。(恵化駅)
「この辺にポムの樹あったんですけど~」
いや、オムライスは私得意料理だし。なぜ韓国に来てまで・・。
結局なんだか見覚えのあるスンドゥブ屋さん(元彼のセンパのときにご飯食べた店)でお昼ご飯。

カルビチムとコッケスンドゥブ(渡り蟹のスンドゥブ)
やっとごろごろとした牛肉を食べました。甘辛くてご飯が進む味。
せっかくのデートなのに悪いけど・・と思いつつ韓国語の文法問題を教えてもらったら
「僕もわからないところがあって~」と予備校のテキスト持参でした。ナイス。
腹ごしらえを済ませてヨングさんが私に見せたかった建物がこちら。

ソウル大学の医学部です。
ソウル大は移転しましたが医学部だけここに残っています。
この奥は全部新しい建物ですが。
어? 완전 일제티가 나네?
わ~、いかにも日帝時代の建物って感じだね!
旧帝大の風情がソウルの町に溶け込んでいます。
次に行くところは・・
영구야, 이화장가자.
이화장? 뭐에요??
너..한국사람인데 모르냐??
道を聞いた若い人たちも知りませんでしたが・・年配の方はちゃんと教えてくれましたが、李花荘は韓国の初代大統領、イ・スンマンが住んでいた家です。今は博物館になっています。
大学路はミニシアターがいっぱいあるのですが、途中でこんなポスターも。

「辰年の上に戌年」はロングラン上映中~。
さて。
李花荘は実は予約が必要だったらしく、
建物の中には入れないので外からごらんになってください~とのこと。
仕方がないのでうろうろしていると敷地続きになっている豪邸からすごく上品なトゥルマギ(韓服のコート)姿のおばあちゃんが出てきて
「あら?入れないの?せっかく来たんだから見ていきなさい。
あなた、ちょっと開けてあげて。」
「はい。わかりました奥様。」
見たいなやり取りがあって建物の中を見せてもらえることになりました。
で、ここなぜか門番のお兄さんがめちゃハンサムなんです。
元大統領のご親戚に見える奥様とハンサムなんて、ドラマみたいな取り合わせでしょう?これだけでもおススメ。
といっても歴史的なところなので、私たちが浮ついた気持ちでいくところではありません。

上の建物とは別の小さな建物。こんな小さな部屋で新生大韓民国の話合いがされていたのですね。
左上の書ですが・・南北統一って書いてあります?
フランチェスカ夫人と暮らしていた建物には当時使っていたトースターや服などがたくさん展示されていて意外と質素な暮らしぶりがわかります。
리 프란세스카 리 프란세스카 と、何度も繰り返し夫人がハングルを練習していたメモがなんだか感動的でした。
写真とってくればよかった~。
李花荘から山を登っていくと駱山公園です。
だらだら坂を上っていくと、城壁が残っています。
城壁側を下っていくと東大門までいけるそう。
写真も撮らずにちょうど出るバスに乗って~、バスは城壁の外→城壁の中に戻る形で進むんですが、町の感じが違います。城壁の外に出ると高層アパートがそびえていて、城壁の中はもちろん都心は高層ビル街ですけど、ちょうど大学路のあたりはまだ戸建てのおうちがごちゃっと残っていて昔の町並みです。
あ、そうそう。
この李花荘はこの間読んだイ・ドウの小説に出てきたので行ってみました。
時間があったら大学路で小劇場三昧したいものです。
インサドンのトッカペ(韓国餅と伝統茶のあるカフェ)で、お茶をして、地下鉄の駅へ。
夫にはまた若い子連れまわして~といわれますが、
韓国はたぶん年上の女性が恋愛抜きで年下の男の子をかまってあげる、という文化があります。
イ・ソラさんも「スイートソロウはドンセンだから」と、シウォレの舞台で言ってましたが、これはテウ君はセクシーすぎてくらくらするけどスイートさんには男を感じない、という文脈だったしね。
以前は「今まで見たことのないところを開拓するぞ~」と張り切っていたものですが、だんだんもう一度行きたいお気に入りの場所がわかってきた気がします。
11月のソウルは空もキラキラで、紅葉もステキです。
でも屋外公園はちょっとムリだと思いました。