遺す言葉

つぶやき日記

遺す言葉 45 教訓

2015-05-10 15:11:06 | 日記
          教訓(2011.4.7日作)



   自分たちが造ったものに 手もなく振り回される

   無惨なまでの あの無能ぶりはどうだ

   世界一安全だと豪語していた言葉とは裏腹の

   無惨なまでの あの あたふた振りはどうだ

   万が一の危険に備えるための準備もしていない

   無惨なまでの あの 無責任振りはどうだ

   技術立国を標榜し 鼻高々だったこの国の

   他国の力を借りなければ国民を守る事も出来ない

   無惨なまでのお粗末 この いい加減さはどうだ

   おそらく 知識だけを詰め込んで

   物事の実体を見る事の出来ない

   理論先行型知識人 そんな指導者たちの存在が

   平成二十三年 二千十一年三月

   東日本大震災による原子力発電所事故

   この深刻な事態を招いたに違いない

   おそらく あの知識人 指導者たちの中に一人でも

   真に体の奥から会得したところの知識を持った

   職人型知識人 指導者がいたのなら

   あの事故は防げたのに違いない 危険を

   予知 予見 予防出来たに違いない

   感覚的知識 自身の体で感じ取った知識

   そんな知識の裏付けのない 薄っぺらな

   理論先行型知識のいかに脆くて危ういものか

   この事故は その代償の余りに大きな事を示す

   一つの教訓に違いない

   



   

   

   


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