自分ではちょっとやりたくない、それでいてたまにあり得るそんな光景にぶつかった。
それは、五差路スクランブルでのできごと。
車もそうだが、歩行者も同様に見込み発進を止めたいもの。
左右の車がなくなると、すぐに青になると踏んで飛び出す。それが思わぬ恥をかくことがある。
歩き始めてしまって、赤がなかなか青に変わらない。おかしいと思ったがすでに遅い。違う方向からプップッと警笛を鳴らし車が何台もやってきて慌てる。戻るのも何かバツが悪く、戻るに戻れない。結局、真ん中の離れ小島で思わぬ孤立を味わうことになる。そして恥ずかしさを隠すように携帯電話をいじりはじめる。
視線を向けた先に、うつむいて携帯電話を操作するそんな男がいた。ん? まさか?
ちんどんやを副業とする金蔵兄貴んか? 彼であるわけがない、と目を瞬く。宅八郎か? ギター侍似のとっちゃん坊やか?
いかれてるのか、酔っ払ってるのか、そこまでは思われないだろうが、密かな嘲笑の的になってもおかしくない。そんな昨日のひとコマだった。
追伸:昨日インフルエンザの予防接種をした。チクリ