裏ベストテン(表に対する対抗)
『羅生門』(50)(1978.1.3.NHK)
『暴行』
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【違いのわかる映画館】vol.01 北千住シネマブルースタジオ(2010.8.)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/f57f9280ed75004824dde6e0f156af45
『浮草』(59)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/44e1bfa672ff5355fc4bb8db9fb156ab
『西鶴一代女』(52)
『隠し砦の三悪人』(58)
(1979.10.25.蒲田宝塚.併映『用心棒』『椿三十郎』)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/9b82cd9ed7edf5a2245107033de223ea
『空の大怪獣ラドン』(56)
(1973.2.18.)
『野菊の如き君なりき』(55)
(1978.1.1.NHK)
『おかあさん』(52)
(2005.9.15.)
成瀬巳喜男監督の『おかあさん』を見る。昭和27年公開作で、ロケが多用されているから、戦争から間もない東京の風景が映される。淡々としかも巧みな時間の省略を用いて描かれる日常。だからこそ生活の中の喜怒哀楽が際立つ。この映画も決して明るくはないが、絶望的で不条理な映画が多い成瀬作品の中ではまだ希望が描かれている方か。
舞台となるのは町のクリーニング店。オレの生家も商売屋だったから身につまされるところも多々あり。生涯子どもを持たなかった田中絹代が見事に“母”を演じるところが映画のマジック。で、夫役の三島雅夫、職人役の加東大介が絶品。それから娘役の香川京子のかわいいこと。
<後記>この映画で、ヒロイン田中絹代の妹役を好演していた中北千枝子が亡くなった。成瀬映画の常連、東宝の名脇役、田中友幸プロデューサー夫人など多彩な顔を持った人だったが、オレたちの世代にとっては親しみやすい“ニッセーのおばちゃん”だったなあ。
『山田洋次監督が選んだ日本の名作100本 家族編』から
『ビルマの竪琴』(56)
(1976.5.8/15.日本映画名作劇場)
『下町』(57)
(2011.2.12.)
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『点と線』(58)
(1977.12.3.日本映画名作劇場)
裏の方が自分の本音かもしれない。こうして並べてみると、良作が並ぶ1954(昭和 29)年の邦画界は、ハリウッドで言えば、1939 年(『オズの魔法使』『風と共に去りぬ』『スミス都へ行く』『駅馬車』『ニノチカ』『コンドル』『嵐が丘』…)のような年だったのかもしれないと思った。