昨日は、日本橋のTOHOシネマズで『ラストナイト・イン・ソーホー』を試写。で、夜の日本橋の麒麟をパチリ。
日本橋を舞台にした映画には、東野圭吾の加賀恭一郎シリーズを原作に、阿部寛がテレビシリーズに続いて日本橋署の刑事・加賀を演じた映画が2本ある。
腹部を刺されたまま8分間歩き続け、日本橋の麒麟の像の下で息絶えた男(中井貴一)が登場する『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』(12)と、日本橋周辺にある橋の名前を月毎に書き込んだカレンダーが事件の鍵を握る『祈りの幕が下りる時』(18)。映画としては今一つだったが、日本橋の風景を描きこんだところはなかなか面白かった。
『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』(2014.4.29.)
日本橋、麒麟の像、七福神などにまつわるエピソードの描き方に興味を引かれて見てみた。
親子関係、隠ぺい問題、労働問題…。一生懸命にいろいろと盛り込んで、“映画”にしようとした努力の跡はうかがえるが、残念ながら、テレビの2時間ドラマとあまり変わらないような印象を受けた。これは演出のせいなのか、それとも原作のせいなのか。未読なので分からない。いずれにせよ、いいかげんに、“泣ける”の押し売りはもうやめようよ。
『祈りの幕が下りる時』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/3391bc262950d1858a544419d79f0085
松本清張の影響を感じさせられる『祈りの幕が下りる時』と『嘘を愛する女』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/20555d5aebef09f69a601b6ce2c5494e