田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』『祈りの幕が下りる時』(日本橋)

2021-10-15 12:04:43 | 雄二旅日記

 昨日は、日本橋のTOHOシネマズで『ラストナイト・イン・ソーホー』を試写。で、夜の日本橋の麒麟をパチリ。

 日本橋を舞台にした映画には、東野圭吾の加賀恭一郎シリーズを原作に、阿部寛がテレビシリーズに続いて日本橋署の刑事・加賀を演じた映画が2本ある。

 腹部を刺されたまま8分間歩き続け、日本橋の麒麟の像の下で息絶えた男(中井貴一)が登場する『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』(12)と、日本橋周辺にある橋の名前を月毎に書き込んだカレンダーが事件の鍵を握る『祈りの幕が下りる時』(18)。映画としては今一つだったが、日本橋の風景を描きこんだところはなかなか面白かった。

『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』(2014.4.29.)

 日本橋、麒麟の像、七福神などにまつわるエピソードの描き方に興味を引かれて見てみた。

 親子関係、隠ぺい問題、労働問題…。一生懸命にいろいろと盛り込んで、“映画”にしようとした努力の跡はうかがえるが、残念ながら、テレビの2時間ドラマとあまり変わらないような印象を受けた。これは演出のせいなのか、それとも原作のせいなのか。未読なので分からない。いずれにせよ、いいかげんに、“泣ける”の押し売りはもうやめようよ。

『祈りの幕が下りる時』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/3391bc262950d1858a544419d79f0085

松本清張の影響を感じさせられる『祈りの幕が下りる時』と『嘘を愛する女』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/20555d5aebef09f69a601b6ce2c5494e

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【ほぼ週刊映画コラム】『最後の決闘裁判』『DUNE/デューン 砂の惑星』

2021-10-15 07:31:27 | ほぼ週刊映画コラム

共同通信エンタメOVOに連載中の
『ほぼ週刊映画コラム』

今週は
どちらも映画館で見るべき映画
『最後の決闘裁判』『DUNE/デューン 砂の惑星』

詳細はこちら↓
https://tvfan.kyodo.co.jp/?p=1296772&preview=true

コメント (2)
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