最近、「NHKプラス」で、見落とした番組や再放送ものをよく見るようになった。
銀河テレビ小説「まんが道 青春編」(87)全15話。脚本・布施博一
主人公・満賀道雄(竹本孝之)と才野茂(長江健次)が、手塚治虫(江守徹)に連れられて見に行ったのが、ジョン・ヒューストン監督の『アスファルト・ジャングル』(50)、満賀が、トキワ荘に住む美人姉妹の妹(森高千里)と一緒に見たのが、エリア・カザン監督、ジェームズ・ディーン主演の『エデンの東』(55)だった。ちょっと時系列が合わないが、まあ、ご愛敬ということで。
石ノ森章太郎(息子の小野寺丈)が、自身のコマを無視した大胆な構図を「シネマスコープ漫画」と表現するシーンもあった。江守が好演する手塚は、ドラマ内では遥かに年上だが、実際は、藤子不二雄たちと5、6歳しか違わない。
藤子不二雄A『まんが道』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/2cc091fc375428c194137fe16e6ea169
「三谷幸喜の言葉~「鎌倉殿の13人」の作り方~」
「鎌倉殿の13人」の脚本を書く際に、『仁義なき戦い』(73)や『ゴッドファーザー』(72)を参考にしたとのこと。確かに、主人公の北条義時(小栗旬)は、『ゴッドファーザー』のマイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)と通じるところがあると思っていた。ちなみに、大江広元(栗原英雄)の役割は、トム・ヘイゲン(ロバート・デュバル)だそうだ。なるほど。
また、戦の天才(それ以外は…)の源義経(菅田将暉)は、『パットン大戦車軍団』(70)の主人公・ジョージ・S・パットン将軍(ジョージ・C・スコット)を参考にしたのだという。こういう裏話は面白い。
【インタビュー】「鎌倉殿の13人」三谷幸喜(前編)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/c7da9b5b02ac56987b16cbf63b901204
【インタビュー】「鎌倉殿の13人」三谷幸喜(後編)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/00c5fbc4696195e085877a8224fa89f5
「鎌倉殿の13人」と「草燃える」
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/d1c36450859482d0466097e0b3b053b3