田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

「クラシックTV」ジョージ・ガーシュイン特集

2022-12-09 23:34:57 | 映画いろいろ

 NHKの「クラシックTV」で、「LOVEガーシュウィン」と題して、ジョージ・ガーシュインの特集をしていた。司会の清塚信也はガーシュインが大好きなようだった。


 ガーシュインに関係する映画としては、まず、伝記映画の『アメリカ交響楽』(45)がある。監督はアービング・ラッパー、ロバート・アルダがガーシュインを演じた。原題はズバリ「ラプソディ・イン・ブルー」。


 ジーン・ケリー主演、ビンセント・ミネリ監督の『巴里のアメリカ人』(51)は、全編がガーシュインの曲。中でも、タイトル曲、「アイ・ガット・リズム」、「ス・ワンダフル」がいい。「ス・ワンダフル」は『パリの恋人』(57)では、フレッド・アステアとオードリー・ヘプバーンがデュエットしている。


 異色作は、ガーシュインの「サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー」が原題の『誰かに見られてる』(87)。トム・ベレンジャー、ミミ・ロジャース共演の刑事物。監督はリドリー・スコット。


 

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「並木座」3『酔いどれ天使』『どですかでん』

2022-12-09 18:30:49 | 違いのわかる映画館

リクエスト作品選(1980.1.12.)


『酔いどれ天使』(48)

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/4b38340bc73fa6f59353f97e3a09ce45


『どですかでん』(70)

 原作は山本周五郎の『季節のない街』。これまでの黒澤明の映画とは異質の感を受ける。世の中の底辺に生きる人々の一人一人が丹念に描かれ、浮き彫りになる。中でも、渡辺篤の老人と三波伸介の職人がよかった。頭の足りない六ちゃん(頭師佳孝)の「どですかでん」がやけに悲しく聞こえた。武満徹の音楽も哀感があっていい。

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/657b78d783fb148163c7bf94f7c66dec

名画投球術No.2「ダメな人間ばかり出てくる映画を観て安心したい」黒澤明
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/5b428edd45778476ab0530bc08c0ef67


 

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「並木座」2『羅生門』『デルス・ウザーラ』

2022-12-09 13:19:23 | 違いのわかる映画館

黒沢明作品選(1979.11.22.)


『羅生門』(50)(再)(1978.1.3.TBS)

 久し振りに映画館で見て、モノクロ画面のライティングの妙を再確認。この映画は、決して芸術作品などではなく一級の娯楽作であると改めて感じた。

 三船敏郎、森雅之、京マチ子、志村喬の4人が、自分の都合のいいように証言し、それが再現されるから、それぞれの演技も4通り見られるというお得映画なのだ。三船が何を言っているのか分からないことがあり、時に滑稽に映るところもある。そして、一体どれが真実なのか…という推理劇としての面白さもある。

 出演時は「何が何だかわけが分からない映画だった」とボロクソにけなしながら、この映画がベネチア映画祭でグランプリを取ると、いきなり「羅生門に出た上田吉二郎」と刷った名刺を配ったという怪優・上田吉二郎伝説も笑える。

『暴行』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/900fc360a27dbc9e77a20d51b419de56


『デルス・ウザーラ』(75)

 ほかの黒澤映画に比べると、サスペンスやスペクタクルはないが、その分、静かに迫ってくるものがある。デルスの生きざま、自然描写が素晴らしい。文明社会になじめず、森へ帰っていくデルスの最期が何とも悲しい。「カピターン」

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/ee613faa762d4ffcd05f26688fb3d79f


 

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【ほぼ週刊映画コラム】『ラーゲリより愛を込めて』『ジョン・レノン~音楽で世界を変えた男の真実~』

2022-12-09 12:01:15 | ほぼ週刊映画コラム

共同通信エンタメOVOに連載中の
『ほぼ週刊映画コラム』

今週は
日本独特の戦争映画の系譜に連なる『ラーゲリより愛を込めて』
ビートルズ以前に焦点を当てた『ジョン・レノン~音楽で世界を変えた男の真実~』

詳細はこちら↓
https://tvfan.kyodo.co.jp/?p=1362801&preview=true

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「BSシネマ」『大砂塵』

2022-12-09 06:03:43 | ブラウン管の映画館

『大砂塵』(54)(1974.9.6.ゴールデン洋画劇場)

おばさん同士がいがみ合う、変な、妙な西部劇
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/46073cfd33bb4e5cdbdab2627dcd9576

DVD解説
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/fe9281be96680865b7b2dd12c8a9b5e2

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