NHK Eテレで「最後の講義」大林宣彦を見る。これは2018年3月に放送されたものだから、亡くなる2年前のこと。『花筐/HANAGATAMI』(17)を完成させ、遺作となった『海辺の映画館-キネマの玉手箱』(20)の準備をしていた頃の話だ。
講演中に、何度も「映画はフィロソフィー(哲学)」という言葉が出てきた。
インタビューをした際に、「フィクションには“うそから出たまこと”がある。たとえ絵空事でも、根も葉もあれば花が咲く。皆さんは、根も葉もない絵空事のように映画を楽しんでくださればいいわけだけど、本当は、映画というものは、根も葉もあり過ぎる作り手の思いが込められた絵空事なんですよ」と語っていたことを思い出した。
『ぼくの映画人生』
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『映画の森』「大林宣彦映画の私的ベスト5」
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/c1958f64b89deec00520d8c93c53ac54
大林宣彦監督の思い出
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/1a399a2f21501fd4962da39e2feeb073
『ムービーランドの子守唄 いつか見たジョン・ウェイン』
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