田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

『探偵映画』『映画篇』

2022-01-29 09:51:49 | ブックレビュー

『探偵映画』(我孫子武丸)(講談社文庫)
(2010.12.10.)

 未完成の“本格探偵映画”を残して監督が失踪。残されたスタッフ、キャストはどう映画を完成させるのか…。目立ちたいキャストが、各々、我こそは犯人だと名乗り出る(犯人役に立候補する)会議の場面が面白い。ほぼ同世代の作者が繰り出す映画に関するうんちくも楽しいが、ラストのどんでん返しがちょっと弱いのが残念。


『映画篇』(金城一紀)(集英社文庫)
(2010.7.23.)

 『ローマの休日』(53)の上映会を軸に展開される5つの物語を通して、作者の映画への愛が綴られる。5つの物語の中に友情、恋愛、家族…などの問題が盛り込まれ、それぞれがハードボイルド、ファンタジー、ハートウォームと趣を変えているところが秀逸。久し振りに、読み進むのが惜しく感じられ、わくわくしながら読み終えた小説。作者自身が、映画が人生を変えることや映画の力を信じているところがうれしい。

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映画関連新書『東京名画座グラフィティ』『大魔神の精神史』『モスラの精神史』『日本映画〔監督・俳優〕論』『証言 日中映画人交流』

2022-01-29 07:17:02 | ブックレビュー

『東京名画座グラフィティ』田沢竜次(平凡社新書刊)
(2006.10.11.)

 筆者は1953年生まれなので7歳ほど年上。しかも、我がテリトリーだった城南地区(品川、大田、目黒)の名画座についてはあまり触れられていないから手放しで懐かしめなかったのが少々残念ではあった。

 ただ、元々映画への思い入れとは実にパーソナルなもの。しかも、今のようにビデオもDVDもなかった時代の映画体験は、年齢や地域差、あるいは見た映画館によっても大きく異なるわけで、そこがまた個性的で面白かったともいえるのだ。

 実際、自分がこういうものを書いたら、やはり70年代から80年代にかけての城南地区中心のものになるだろうし…。東京は自分の周囲で大抵のことは済んでしまうから、ほかの地域に関しては結構無関心だったり、疎いところがあるのだ。


『大魔神の精神史』(角川新書)『モスラの精神史』(講談社新書)小野俊太郎
(2010.10.27.)

 どちらも読みながら、1本の映画をここまで掘り下げるかと驚く。引用の巧みさとこじ付け、粘着力、こだわりに恐れ入る。


『日本映画〔監督・俳優〕論』黒澤明、神代辰巳、そして多くの名監督・名優たちの素顔 萩原健一(ワニブックス新書)
(2010.10.27.)

 ショーケンいわくの「リミッターを超える」という一言が印象に残る。

 ショーケンには一度だけ会ったことがある。彼が『日本映画〔監督・俳優〕論』という本を出した時に、出版記念会見の模様を、取材、撮影し、記事にしたのだが、かつての憧れの人を目の前にして、仕事とはいえドキドキした覚えがある。(2010.10.18.)


『証言 日中映画人交流』劉文兵(集英社新書)
(2011.5.20.)

 高倉健、佐藤純彌、栗原小巻、山田洋次らから、日中の映画交流や中国への思いを聞き出した好著。寡黙なイメージが定着している健さんが、結構本音でしゃべっている部分が印象に残る。巻末の木下惠介の晩年に関する論文も興味深く読んだ。

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黒澤明を支えた人々『虹の橋 黒澤明と本木荘二郎』『複眼の映像 私と黒澤明』『天気待ち 監督黒澤明とともに』『評伝 黒澤明』

2022-01-29 07:02:40 | ブックレビュー

黒澤明を支えた人々
(2010.9.15.)

 先日、『生きる』(52)を再見した際に、黒澤映画を支えた人たちについて改めて興味をそそられたので何冊か読んでみた。

『虹の橋 黒澤明と本木荘二郎』(藤川黎一)(再読)

 東宝(黒澤映画)のプロデューサーでありながら、黒澤と袂を別ち、後年はピンク映画に転じ、最期は孤独死を遂げた本木荘二郎の流転の生涯を追ったもの。

 本木について書かれたものはほとんどないだけに、関係者への取材による貴重な証言なども得られているのだが、私小説と実録を併せたような妙な体裁を取っているため(こういう形にしなければ出版できなかったのかもしれないが…)、散漫な印象を受けるのが惜しい。


『複眼の映像 私と黒澤明』(橋本忍)

 黒澤、橋本、小国英雄、菊島隆三らによる、壮絶なまでの脚本作りの現場が紙上で再現される。『羅生門』(50)のラストの違和感に対する答えもここに記されていた。脚本の師匠である伊丹万作への敬愛、黒澤への愛憎がにじみ出た好書。

 もし『影武者』(80)が当初の予定通りに、監督黒澤明、脚本橋本忍、撮影宮川一夫、音楽佐藤勝、主演勝新太郎、若山富三郎で撮られていたら…とよく夢想したものだが、この本を読むとそれは初めから実現不可能だったことがよく分かり切なくなる。


『天気待ち 監督黒澤明とともに』(野上照代)

 長年、黒澤映画のスクリプター(記録係)を務めた女史によるエッセー。ここにも伊丹万作が登場する。筆者が息子の十三の世話係をしていたとは知らなかった。女性の視点から黒澤を見つめた点が新鮮だった。イラストも秀逸。


『評伝 黒澤明』(堀川弘通)

 黒澤映画の助監督を務めた後、監督となり多くの秀作を残した筆者による評伝。全編を「クロさん」で通すなど、黒澤への敬愛の情にあふれながら、厳しい見解も正直に書いている。それにしても、三船、本木、橋本、菊島、佐藤…なぜみんな黒澤から離れていったのだろう。

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高木彬光の歴史ロマン『成吉思汗の秘密』『七福神殺人事件』

2022-01-28 17:41:50 | ブックレビュー

『成吉思汗の秘密』(角川文庫)
(2005.1.24.)

 大河ドラマ『義経』を初めて見た。前年の『新選組!』に比べると、良くも悪くも昔からの大河に戻った感じがする。で、見終わった後に、何だか高木彬光の『成吉思汗の秘密』が久々に読みたくなって一気に読破。

 いわゆる義経=成吉思汗説を小説という形で表した歴史ロマンで、荒唐無稽な話だが何度読んでも面白い。名探偵・神津恭介ものにはその後も『邪馬台国の秘密』『古代天皇の秘密』がある。

 どれもアカデミズムから見れば異端なのだろうが、所詮、歴史の真実など誰にも分からないのだから、こういう壮大な歴史ロマンがあってもいいのだ。余談だが、我が贔屓作家の一人、海渡英祐はこの『成吉思汗の秘密』執筆の助手を務め、“海渡”というペンネームは義経渡海伝説から付けたのだという。


『七福神殺人事件』(角川文庫)
(2006.1.12.)

 “七福神巡り”で思い出したのが高木彬光の『七福神殺人事件』。死体の上に谷中七福神の朱印が置かれる奇怪な連続殺人が描かれる。

 推理小説は土地勘があるかどうかで読み応えが変わる。描写されている地を思い浮かべながら読む楽しみが増えるからだ。読み直してみると高木彬光は実際に東京周辺の七福神巡りを網羅したのではないかと思える。またこの小説は神津恭介が解いた最後の事件でもある。

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『Y』(佐藤正午)

2022-01-28 08:48:18 | ブックレビュー

『Y』(佐藤正午)(ハルキ文庫)
(2005.11.9.)

 タイトルのYは人生の分岐点の意味で、そこから分かれて存在する?パラレルワールド(もうひとつの世界)が描かれる。

 いわゆる“あの時あーしていたら人生は違ったものになったかも…”というものだ。空想話としては面白いのだが、主人公が過去に飛ぶほど思い入れるヒロインに、こちらは感情移入ができないから、何故そこまでして…という空しさが残る。

 結局、男と女は相容れない違う生き物なのだ。そして過去に戻れたところで人生がバラ色に変わるわけでもないのだ。この空しさは、最初に読んだ時よりも強く感じられた。何だかこのところ現実離れした話ばかり読んでいる。

 似たような話としては、ジャック・フィニイの『ふりだしに戻る』『時の旅人』、ケン・グリムウッドの『リプレイ』、広瀬正の『マイナス・ゼロ』『エロス』がある。どれも面白かった。

 岩波ホールで上映したフランソワ・トリュフォー監督の『緑色の部屋』(80)が物語の重要なキーとなって登場する。
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/d8f0182353b93d4ea78c883fba88aa8e

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内藤誠、本職は映画監督『昭和映画史ノート』『シネマと銃口と怪人』『ヘボン博士のカクテル・パーティ』ほか

2022-01-27 15:12:18 | ブックレビュー

『昭和映画史ノート 娯楽映画と戦争の影』(平凡社新書)
(2004.12.14.)

 幻のアクション・スター“昭和の鳥人”ハヤフサ・ヒデトのことをもっと知りたくなって、「幻の大都映画とハヤフサヒデト伝説」が収録されている、この本を読んでみた。

 ほかにも、「戦時下に創設された「日本映画学校」」「占領下の溝口健二の映画」「プロデューサー・水の江滝子と石原裕次郎」など、興味深い話が網羅され、一気に読んでしまった。それにしてもハヤフサヒデトの映画を見てみたいものだ。


『シネマと銃口と怪人―映画が駆けぬけた二十世紀』(平凡社ライブラリー)
(2005.1.13.)

山田五十鈴が樋口一葉に扮した戦前の東宝映画から明治時代を考察する、第1章 「一葉の時代」の画像。
監督フリッツ・ラングと俳優ピーター・ローレの数奇な運命とファシズムをめぐる、第2章 『M』の時代。
セッシュー・ハヤカワの栄光と挫折、第3章 戦時下、パリの早川雪洲。
産児制限運動者と芥川の小説をからめた、第4章 サンガー夫人と芥川の『河童』。
戦時中のロベルト・ロッセリーニ作品と吉田満の著書『戦艦大和ノ最期』を軸に、国策映画について考察した、第5章『白い船』と『戦艦大和』。
そしてビスコンティとナチズムを交錯させた、第6章 ファシズムの美学と『地獄に堕ちた勇者ども』

 というラインアップ。まさに映画を中心とした幅広い縦横無尽の雑学の宝庫。そして先に読んだ『昭和映画史ノート』もそうだったが、この人の難しいことをすらすらと読ませる文章のうまさ、あるいは幅広い書物からの引用文の巧みな配置にまたも唸らされる。巻末の解説を書いた某氏の妙にひねってわかりづらい文章と比べても文才の差は一目瞭然。オレも見習ってこういうものが書ける自分でありたいと思う。


『物語依存症』(白地社)
(2005.2.4.)

 内藤誠の『物語依存症』に、映画監督の川島雄三を“鬼才”という言葉でくくった一文があった。いくつかわが身にも当てはまるので記しておく。以下。

 ~鬼才ということばで人は、オーソドックスでないこと、マイナー好みであること、猥雑であること、自然主義的なくそリアリズムでないこと、反時代的であること、地方出身のくせに都会的であること、一筋縄ではいかないへそ曲がりであること、堂どうたる大人のようで子どもっぽいこと、スタイリストでありながら形をくずすこと、傲慢で、かつシャイなこと、そして何よりもフリークであることなどを想像するわけであるが…~


『ヘボン博士のカクテル・パーティ』(講談社)
(2005.2.10.)

 ヘボン式ローマ字を考案したヘボンを中心に、明治初期、日本にやって来た様々な外国人たちの列伝。女教師、女性旅行家、新聞界やビール産業の先駆者、落語家、亡命バレリーナ、チョコレート屋…、日本で意外な才能を発揮した面々が楽しく語られる。この著者は本来は映画監督のはずなのに、このリサーチ力、文章力には毎度唸らされるばかり。それにしても明治は面白い時代だ。


『昭和の映画少年』(秀英書房)
(2005.2.21.)

 

 例のハヤフサ・ヒデトの絡みで読んだ『昭和映画史ノート』(01)に始まって、『シネマと銃口と怪人』(97)、『ヘボン博士のカクテル・パーティ』(93)、『物語依存症』(91)、そしてこの『昭和の映画少年』(81)と図らずも時代をさかのぼる形で内藤誠の本を読んできたことになる。

 どれも面白かったし、いろいろとためになった。今回は大島渚の解説もなかなか面白かった。そういえばこの人には、『映画百年の事件簿』(角川文庫)という著書もあったし、ウィリアム・サローヤンの小説も翻訳していた。ということは、以前からお世話になっていたわけだ。この人の書いたものをもっと読んでみたいと思う。

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海渡英祐という作家は…『次郎長開化事件簿』『新門辰五郎事件帖』ほか

2022-01-27 10:51:57 | ブックレビュー

 海渡英祐という作家は…(2004.7.11.) 

 

 先日近所のブックオフで、海渡英祐の『次郎長開化事件簿』(徳間文庫)という、あの清水次郎長と『東海遊侠伝』を書き残した天田五郎を主人公にした連作推理短編集を偶然見つけて、その面白さに唸りながら、一気に読破。

 こりゃあ、海渡英祐という作家の本を続けて読まねばと思って探してみたら、ほとんどが絶版。うーん、一般受けはしない作家なのか…。で、仕方なくネットやほかのブックオフなどで何冊か入手した。

 大別するとこの人の作風には二つのパターンがある。一つは、出世作となった『伯林-一八八八』という、ドイツ留学時代の森鴎外を主人公にしたような、実在の人物や史実とフィクションを巧みに融合させたもの(『次郎長~』もこのパターン)。もう一つは、欧米のミステリーにならったパズル的な本格推理ものだ。

 今回入手した中で、前者に当たるのは、福沢諭吉を探偵役にした『咸臨丸風雲録』(脇役ジョン万次郎、ブルック船長がいい味を出していた)と、明治中期の新聞記者を主人公にした『出囃子が死を招く』。時代考証がしっかりしているから、自分ような歴史好きにはたまらないのだが、一般的には?なのかな。

 後者は、事件の場所にこだわった短編集『事件は場所を選ばない』と、それぞれのタイトルにヒッチコック映画のタイトルをもじった連作短編『トラブル・ハニムーン』。こちらもやや通好みの感がある。

 どうも自分は、あまり一般受けしない作家にシンパシーを感じるところがあるようで…。例えば、広瀬正、加納一朗、もりたなるお、ジャック・フィニイ…。ということは、オレ自身が変わり者ってことなのか。


『俥に乗った幽霊-探偵記者事件簿』(光文社文庫)(2004.10.14.)

 久々の海渡英祐作品。以前、読んだ『出囃子が死を招く』の姉妹編のような、新聞記者を主人公に明治を舞台にした推理短編集。趣味性が強い割にはすらすら読めるところがこの作家のすごいところだと勝手に思っている。


『新門辰五郎事件帖』(徳間文庫)(2005.2.19.)

 久々の海渡英祐作品を読了。オレが“海渡地獄”に最初にはまった『次郎長開化事件簿』の姉妹編のような、幕末から明治初頭を舞台にした連作推理短編集。

 最期の将軍・徳川慶喜に従って、江戸(東京)と駿府(静岡)で活躍した侠客の晩年を描いた傑作だが、残念ながら一般の認知度は低い。どうも自分は、一人の作家に一度肩入れするとのめり込んでしまう悪い癖がある。

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【ほぼ週刊映画コラム】『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』

2022-01-27 07:16:49 | ほぼ週刊映画コラム

共同通信エンタメOVOに連載中の
『ほぼ週刊映画コラム』

今週は
くせ者監督が雑誌の記事の映像化を実現させた
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』



詳細はこちら↓
https://tvfan.kyodo.co.jp/?p=1312531&preview=true

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筒井康隆の映画本「CINEMAレベル9」『不良少年の映画史』『美藝公』

2022-01-26 23:47:26 | ブックレビュー

「CINEMAレベル9」『不良少年の映画史』『美藝公』
(2004.12.17.)

  ハヤフサヒデトのことを調べていたら、“幻の映画たち”について書かれたSF小説? 筒井康隆の短編「CINEMAレベル9」(『夜のコント冬のコント』(新潮文庫所収)のことを知り、ブックオフへ。

 舞台は神戸の地下9階にあるという“幻の映画”だけを上映する映画館。筒井自身の分身と思われる映画狂の主人公と、往年のスターを真似る映画館の支配人のやりとりが面白い一編。ここならハヤフサヒデトの映画も観られるだろう。まさに映画狂=偏執狂の夢が生んだ好短編だった。

 続いて、『不良少年の映画史』(文春文庫)を拾い読み。映画狂・筒井の面目躍如の“幻の映画”のオンパレード。特にエノケン、ロイドを始めとする失われたコメディー映画の記述が多いのがうれしい。DVDに合わせた発掘で、どこからかこれらの“完全版”が姿を現す日がくるかもしれない。

 そういえば昔読んだ筒井作品で、映画産業が国を支える空想小説『美藝公』(文春文庫)は楽しかったなあ。

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野球の洋書ほか

2022-01-26 08:34:44 | ブックレビュー

野球関連
The Baseball Encyclopedia 5th Edition(Joseph L.Raichler)82
The Baseball Encyclopedia 7th Edition(Joseph L.Raichler)88
The Baseball Encyclopedia 9th Edition(Joseph L.Raichler)93
Official Baseball Card Price Guide 91
The ESPN Baseball Encyclopedia 06

音楽ほか
The Beatles Lyrics 80
The Billboard Book of Top 40 Hits(Joel Whitburn, Casey Kasem)85
Classic Plastic Model Kits: Identification & Value Guide(Rick Polizzi)96

原作本(日本編集版)
Shane( Jack Schaefer )75
The Human Comedy(William Saroyan ) 93

『MacMillan The Baseball Encyclopedia』と『フィールド・オブ・ドリームス』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/151dc06d69746634b1ec9cb8575efc40

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