京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

徳島3 大塚美術館

2010-12-05 08:30:00 |  国内旅行

10月30日(日)

台風一過の後の晴天を期待していたのですが、残念ながら曇り空。
雨もぽつぽつ降りそうな空模様です。 

この天気でアウトドアーは無理なので、
鳴門スカイラインを走って、大塚美術館を目指しました。

 

 
途中、四方見(よもみ)展望台からの眺めが素晴らしくて。。

 

この筏は、釣り人の為の筏だそうですよ。

展望台の望遠鏡で覗いてみたら、筏の上で優雅に釣りを楽しむ
釣り客の姿を見る事ができました。

 なんか、映画のワンシーンのような風景に母も感激の様子でした。

 

大塚美術館

 さて、この展望台からすぐの所にある大塚美術館。

日本最大級の常設展示スペースを有する「陶板名画美術館」です。
この美術館、入場料が、なんと3150円(一人)なのです。

一瞬、見間違った。。と思うような金額。
でも、きっとそれだけの値打ちはあるのだろうと。。

駐車場は他の場所にあって、そこからシャトルバスが出ているのですが、
母の移動が大変なので、美術館の玄関でガードマンの方に聞いてみたら
母の為に車いすを用意してあげましょうと。

母は、この間片山津温泉に行った時、車いすを全然使わなかったので
ちょっと自信がわいたのか、車椅子はいらないよ。。と。

でも、全長4キロメートル歩くことになりますよと聞いて、
やっぱり車椅子、よろしくお願いします。

美術館地下の駐車場に案内してもらったら、
係の方がわざわざ車椅子を持って待っていて下さる心遣いで、

お年寄りや障害者などの弱者に優しい大塚製薬の企業姿勢
垣間見たような気がしました。

 

館内には、古代壁画から現代絵画まで、
オリジナル作品と同じ大きさの(これがすごい)、
陶板によって複製されている展示物が、1000点以上。

B3Fから階をあがるごとに、古代~現代となっています。


B3 古代・中世

 まずは、ミケランジェロの最後の審判システィーナ礼拝堂壁画

以前バティカン市国で、本物の最後の審判を見たことがありますが
あの神聖で荘厳な雰囲気を思わず思いだす感じで
見事な複製にびっくりしてしまいました。


フェルメールの部屋では、世界各国の美術館に散らばるフェルメールの
作品を見ることができます。
フェルメールファンにとってはたまらない場所でしょうね。
イタリアのスクロヴェーニ礼拝堂壁画の青も綺麗~。

B2 ルネサンス・バロック

モネの「大睡蓮」をのぞむB2フロアにはカフェもあって、
お天気のいい日なら、このカフェでゆっくりとお茶をしながら、
睡蓮の絵を見る事ができるのですが、

この頃から雨がザーザー降ってきてしまい。。
これらの写真は、主人が雨の中、ぱっと走って行って、
撮ってきてくれたものなのです。
 

 

レオナルドダビンチのモナリザや最後の晩餐も、
このフロアーにあって、さすが、たくさんの人が集まっていました。

B1 バロック・近代~1F2F 現代

B1フロアーには、ミレー、ルノワール、ゴッホ、セザンヌ、ゴーギャン、
ムンクなど有名作家の、美術の教科書で一度は見たことがあるような
絵画がずらっと並んでいます。

この辺りまでですでに2時間以上かかって絵画を見ていた私達。。

次から次から現われる名画に感動して、お腹も空いていきました。

 
レストランガーデン

1F のレストランガーデンに行ってみました。

母は鯛茶漬け、私達はやっぱり海鮮丼です。

見晴らしがよく気持ちのいいレストランでの昼食、美味しかったです~。
でも、雨はザーザー降ったまま。。

食事の後は、元に戻って、また続きの絵をゆっくり観賞。

ピカソのゲルニカ

1F2Fの現代では、ピカソ、ミロ、ダリなどの作品が並んでいます。
スペインから門外不出のピカソのゲルニカにも
ここで出会うことができるんですよ~。すごいです
いつかスペインに行ったら、本物が見てみたいな~。
 
ミュージアムショップ

 B3にあるミュージアムショップで、ちょっとお買いもの。

Tシャツもゴッホのヒマワリ、素敵ですよね~。

ギャラリートーク ロボット「アートくん」が案内もしてくれます。

陶板の絵画は2,000年以上にわたってそのままの色と姿で残る
ということで、フラッシュをたかなければ、写真も自由に撮れます。
これって、海外の美術館みたい。。

でも、なんといってもすごいのは、
オリジナル作品と同じ大きさに複製された世界の名画が、
ルーブル、オルセー、ベルリン、ヴァティカン、メトロポリタン。。
世界各地の美術館に行かなくても、日本の徳島で見れる事です。

4時間以上かけて、ゆっくり回った大塚美術館。
母も車椅子で周って大正解、とても楽しんでくれました。

美味しいお土産

今回はお天気のせいもあって、行きたい所に行けなかったりしたけれど、
おかげで、一つの所で、ゆっくりとした時間を過ごす事ができました。

こんなのんびりとした旅行も、たまにはいいかな~。

さて、美味しいお土産です。

淡路島の玉葱と、幻の鳴門金時、

 

 さぬきうどんに、鳴門金時のタルト。。

どれも旅の楽しさを思い出させてくれる美味しいお土産でした。

 

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