10月30日(日)
台風一過の後の晴天を期待していたのですが、残念ながら曇り空。
雨もぽつぽつ降りそうな空模様です。
この天気でアウトドアーは無理なので、
鳴門スカイラインを走って、大塚美術館を目指しました。
途中、四方見(よもみ)展望台からの眺めが素晴らしくて。。
この筏は、釣り人の為の筏だそうですよ。
展望台の望遠鏡で覗いてみたら、筏の上で優雅に釣りを楽しむ
釣り客の姿を見る事ができました。
なんか、映画のワンシーンのような風景に母も感激の様子でした。
大塚美術館
さて、この展望台からすぐの所にある大塚美術館。
日本最大級の常設展示スペースを有する「陶板名画美術館」です。
この美術館、入場料が、なんと3150円(一人)なのです。
一瞬、見間違った。。と思うような金額。
でも、きっとそれだけの値打ちはあるのだろうと。。
駐車場は他の場所にあって、そこからシャトルバスが出ているのですが、
母の移動が大変なので、美術館の玄関でガードマンの方に聞いてみたら
母の為に車いすを用意してあげましょうと。
母は、この間片山津温泉に行った時、車いすを全然使わなかったので
ちょっと自信がわいたのか、車椅子はいらないよ。。と。
でも、全長4キロメートル歩くことになりますよと聞いて、
やっぱり車椅子、よろしくお願いします。
美術館地下の駐車場に案内してもらったら、
係の方がわざわざ車椅子を持って待っていて下さる心遣いで、
お年寄りや障害者などの弱者に優しい大塚製薬の企業姿勢を
垣間見たような気がしました。
館内には、古代壁画から現代絵画まで、
オリジナル作品と同じ大きさの(これがすごい)、
陶板によって複製されている展示物が、1000点以上。
B3Fから階をあがるごとに、古代~現代となっています。
B3 古代・中世
まずは、ミケランジェロの最後の審判とシスティーナ礼拝堂壁画。
以前バティカン市国で、本物の最後の審判を見たことがありますが
あの神聖で荘厳な雰囲気を思わず思いだす感じで
見事な複製にびっくりしてしまいました。
フェルメールの部屋では、世界各国の美術館に散らばるフェルメールの
B2 ルネサンス・バロック
モネの「大睡蓮」をのぞむB2フロアにはカフェもあって、
お天気のいい日なら、このカフェでゆっくりとお茶をしながら、
睡蓮の絵を見る事ができるのですが、
この頃から雨がザーザー降ってきてしまい。。
これらの写真は、主人が雨の中、ぱっと走って行って、
撮ってきてくれたものなのです。
レオナルドダビンチのモナリザや最後の晩餐も、
このフロアーにあって、さすが、たくさんの人が集まっていました。
B1 バロック・近代~1F2F 現代
B1フロアーには、ミレー、ルノワール、ゴッホ、セザンヌ、ゴーギャン、
ムンクなど有名作家の、美術の教科書で一度は見たことがあるような
絵画がずらっと並んでいます。
この辺りまでですでに2時間以上かかって絵画を見ていた私達。。
次から次から現われる名画に感動して、お腹も空いていきました。
レストランガーデン
1F のレストランガーデンに行ってみました。
母は鯛茶漬け、私達はやっぱり海鮮丼です。
見晴らしがよく気持ちのいいレストランでの昼食、美味しかったです~。
でも、雨はザーザー降ったまま。。
食事の後は、元に戻って、また続きの絵をゆっくり観賞。
ピカソのゲルニカ
ここで出会うことができるんですよ~。すごいです
B3にあるミュージアムショップで、ちょっとお買いもの。
Tシャツもゴッホのヒマワリ、素敵ですよね~。
ギャラリートーク ロボット「アートくん」が案内もしてくれます。
陶板の絵画は2,000年以上にわたってそのままの色と姿で残る
ということで、フラッシュをたかなければ、写真も自由に撮れます。
これって、海外の美術館みたい。。
でも、なんといってもすごいのは、
オリジナル作品と同じ大きさに複製された世界の名画が、
ルーブル、オルセー、ベルリン、ヴァティカン、メトロポリタン。。
世界各地の美術館に行かなくても、日本の徳島で見れる事です。
4時間以上かけて、ゆっくり回った大塚美術館。
母も車椅子で周って大正解、とても楽しんでくれました。
美味しいお土産
今回はお天気のせいもあって、行きたい所に行けなかったりしたけれど、
おかげで、一つの所で、ゆっくりとした時間を過ごす事ができました。
こんなのんびりとした旅行も、たまにはいいかな~。
さて、美味しいお土産です。
淡路島の玉葱と、幻の鳴門金時、
さぬきうどんに、鳴門金時のタルト。。
どれも旅の楽しさを思い出させてくれる美味しいお土産でした。