金子みすゞの詩 2011-05-06 22:55:10 | 日記・エッセイ・コラム ひるま子供がそこにいて、 お花をつんでいたところ。 夜ふけて、 天使がひとりあるいている。 天使の足のふむところ、 かわりの花がまたひらく、 あしたも子供に見せようと。 草原の夜 星とたんぽぽより 青いお空の底ふかく、 海の小石のそのように、 夜がくるまで沈んでる、 昼のお星は目にみえぬ。 見えぬけれどもあるんだよ。 見えぬものでもあるんだよ。 三月の大震災の後、日本人が気づいたこと。 自然の力。 見えないけれどもあるということ。 生かされているということ。 心。 絆。