夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

吉見輝也先生のこと

2012-01-14 21:25:14 | 日記・エッセイ・コラム

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2012年1月5日吉見輝也先生の吉見クリニックが新築移転なさいました。私は今日が移転後初の受診でした。

先生のお人柄の賜物でしょう。お祝いの花々がクリニック中、玄関先から、階段の前まで所狭しと並んでいました。

上の写真はそのお祝いの一部分です。

今まで、私は一体何人の医師に診て頂いたのでしょうか?

その中で「私の神様」と呼んで一番尊敬している先生が吉見輝也博士なのです。

一言で言うとオーラが全然違うのです。

初めて診て頂いた時に、「私助かるんじゃないか」と思いました。

先生は今年何才になられるのでしょうか?

もう八十才位かしら?(もしもう少し若かったら、先生ごめんなさい。)

「稔るほど頭を垂れる稲穂かな」の諺そのままの研究熱心で、誠実で、丁寧で、親切で、温かいお人柄の医師です。

先生は、いつでも必ず「いかがですか?」とか、「痛みの具合はどうですか?」と言う優しい言葉を掛けて下さいます。

診察する時に、医師としてとても基本な言葉だと思うのです。

が、残念ながら「だから何」とか、「忙しくてそんな暇は無いよ。」等と言う言語道断の言葉を他の医師から直接言われたこともある私は、吉見先生が余計に立派だと思えるのです。

Гあなたに合う薬がないかと色々と探しています。」と仰って本当に色々と試して下さいます。

「痛く無い時は有りますか?」と聞かれたのもとてもビックリしました。

痛く無い時を探して、そういう時を増やしていけば、私の痛みはとても楽になります。

痛い時を無くそうとすると薬がドンドン増えていきます。

原因不明の難病と言われても、いつかは原因が解るかもしれません。

患者の些細な一言が解明の鍵を握っているかもしれません。

私も痛く無い時を考えてみました。

マレーシアでのんびり過ごした時には、全然と言うくらいに痛く無かったのです。

(暖かいのと、自然と空気が良かった?)

先生は浜松医科大学名誉教授です。

専門の先生を色々と紹介して下さいます。

教え子がまた素晴らしい先生が多くて、どの先生も輝いています。

富士宮市立病院の脳外科を受診している時に熱心でとても良い先生がいらしたのですが、転勤なさると言うので、何も知らない私は、「今まで診て頂いた先生の中で一番安心出来る吉見先生と言う先生に診て頂くから」と遠慮がちに告げると彼は、浜松医科大学卒業の吉見先生の教え子で、如何に吉見先生が素晴らしい先生かを私に話しました。

浜松医科大学に戻ったようです。

もう五年も前の話です。

吉見先生は今日も相変わらず穏やかなお顔と、人格で一人一人丁寧に診察なさっていました。

診察室から出て来た患者さんの顔を見れば、満足感が滲み出ているので解ります。

一対一で糖尿病の講義を受けた私は何て幸せなのでしょう。

先生これからも宜しくお願いいたします。