乙女椿の花は剪定にもめげずに、青空に向かって、咲き競っています。
せめて人様の足となって
福祉の現場で働いて下さる方々の待遇は、決して良いとは言えないと思います。
私もヘルパーさんを始め、リハビリ病院の皆さんと毎日色々な方のお世話になっています。
私が介護すると思っていたのに、わずか十八日の闘病生活で、六十七才の母親はあっけなく逝き、五十代の若さで私が介護される立場になりました。
私の兄は退職後デイサービスの送迎車の運転手をしているようです?(母亡き後兄たちと付き合っていないので、故郷の同級生のお母様から伝え聞いた話ですが)
父親は四十六才の働き盛りに、脳溢血で倒れたその日のうちに死去。
私も兄たちも両親への親孝行も、介護も何の恩返しもしていません。
兄が地元のお年寄りや、障害者の方々の足となって皆様のお役に立って欲しいと願っています。
兄の運転する車に乗っているお年寄りたちの会話に、母の名前が出てくるだけでも、亡き母が仲間と一緒におしゃべりして、喜んでいるように思えるからなのです。