私も気持ちだけはありますが、何しろ身体が言う事をきかなくなってしまいましたので、どなた様にもとても不義理をしています。
でも人から頂くのは大好きで、昔からお正月の一番の楽しみです。
特に懐かしい方々から一年に一度だけ届く便りは嬉しいものです。
教え子たちの家族が大きくなって行くのも自分の子供や孫たちの成長のように嬉しいものです。
来年は還暦ですので、同級生たちの両親も高齢化して、喪中欠礼のハガキも沢山届くような年になりました。
私が忘れられない年賀状は中学三年生時の担任だった恩師からの年賀状です。
元旦に何時ものように手書きのガリ版刷りの年賀状がポストに入っていました。
宛名は数学教師らしく几帳面な手書き文字です。
ところがその後直ぐ恩師が大晦日に急逝したという連絡が入りました。
先生はまさか年越し出来ないなどとは夢にも思わずに、丁寧に一枚一枚手刷りをして年賀状を作製していらしたのですね…
「準備が大事。」
「ゴミ拾いも小さなボランティア。」
Г欲しい物を買うな。必要な物を買え。」とか教えて頂いたことは現在の私の中で今なお生きています。
先生のお別れの挨拶状のような最期の年賀状。
形見として大切にしています。