夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

夫婦どちらが先に

2018-07-17 22:25:30 | 日記・エッセイ・コラム

                      夫婦どちらが先に

 

  私が自宅療養中にも、世の中は激しく変化している。

新聞に入っているチラシは各種老人施設や葬儀場、お墓等が多くなった。

一昔前ならば大型スーパーや、携帯電話各社、車や、家電等商品を売るためのチラシ。

毎朝どっさりと届いて新聞配達員も重くて大変。

塾やパチンコ店のチラシは老夫婦二人の我が家には全く無縁。

不要な紙が大量に出て資源ゴミの回収日迄保管場所が大変だった。

 が、最近では 老人に関係するチラシや新聞記事には注意深く目を通している。

 

        アンケートも変わる

昔ならば例え老人対象のアンケートでも行きたい温泉宿、

絶対に買いたい品物、

敬老の日にして欲しい事、

好きなスターや思い出の歌等

当たり障りの無い質問が多かった。

Г葬式をどうしたいか」なんて口に出すのも憚られました。

   ※以前の私は、年長者や配偶者にどんな葬式にしたいかなんて聞くのは、

大変に失礼で礼儀を欠くことだと考えていました。

が今は色んな形の葬式がありますので、自分らしい人生の締め括りを元気な内に考えて伝えて置くのがベストだと考えています。

 

       最近気になったアンケートの質問

 

  問  「 あなたは、配偶者よりも先に逝きたいかどうか

またその理由は?」

  答   Г私は夫よりも先に逝きたいです。」

本来ならば私が夫の介護をして彼を看取って、諸々の残務処理をキチンと片付けて、

せめて四十九日の供養を済ませてから

良い人生だったと楽しい思い出を胸に逝きたいのですが、

まさかのさか。

私が早々に介護される立場になってしまいましたので、

彼にこれ以上負担を掛けたく無いのです。

もう十分介護をして貰いました。

人並み以上に幸せな人生だったと感謝しています。

私は両親が長生きしていないので、自分が長生きしたいと思ったことが無いのです。

幸い夫の方は身内は父方、母方共に、超長寿家系です。

墓石を見て驚きましたが、昭和19年に90才越えとは現在でしたらば軽く100才以上です!!

 

      周りに余り迷惑を掛けたく無いのです!!

 もし万が一、私が残されるようなことになると周りの者が色々と大変です。

介護施設に入っても遺族年金だけでは支払いに困るようなことになるかも知れません。

夫には、せめて大学卒業後四十数年間ずっと支払い続けて来た年金を回収して欲しいと思っています!!

(夫は、来月で70才ですが、未だ働いているので、今でも年金を払い続けています。)

 

      残されるのは、寂しいです!!

  私は泣き虫なので、万が一夫が先に逝ってしまって独りになったら、

寂しくて毎日泣いていると思います。

 

夫には、健康で長生きして貰って、孫達の成長した様子や、色々な土産話を持って後から来て欲しいと思っています!

でもその時に、顔とか判るのかしら?

私の母親も良く心配していました。

46才のお父さんは、60過ぎの私を見つけられるかな…と