夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

百日紅

2018-07-18 22:48:26 | 日記・エッセイ・コラム

                                   百日紅

山の家から移植した百日紅の樹。

私の生家に百年以上前から在る百日紅の子孫です。

2018年7月17日(火)

新居の庭にて撮影

 毎年7月、私の母の命日の頃に咲きます。

この百日紅は私たち夫婦をずっと見守っています。

 

昭和54年に沼津市郊外の新興住宅地に建て売り住宅を購入した時に、

私の長兄が畑で育てていた百日紅の中から枝振りの良い木を選んで庭に植えてくれました。

沼津の建て売り住宅で12年過ごした後、平成3年に富士市の山の家に注文住宅に転居した時に、

沼津の家の小さな庭から二人でやっとのことで、抜いて山の家庭に移植しました。

12年も経つと木も大分育っていて、なかなか大変でした。

 

  良く頑張ったね!!

 それから二十数年して、いよいよ三度目の引っ越し。

樹齢40年以上ですから、移植は無理かな~と諦めていました。

が百日紅の履歴を話した所、移植しましょうと言う事に…

かなりの太さの幹になっていますので、根っこも相当張っていたことと思います。

 機械を使って掘り起こして四人かがりで新居の庭にやって来ました。

幼なじみたちの奮闘のお陰で、どうやら、無事移植に成功したようです。

新しい土地でも元気いっぱい。

夏の空に向かって、紅い花を咲かせています!

私の御先祖様達も、江戸時代末期に建てられた生家の、奥座敷の縁側の正面。

小さな池と築山の在る坪庭の左脇に植えられた百日紅の紅い花を見ていたと思うと

感慨深いものがあります。

 私が生家を後にしてもう41年。

百日紅の樹は39年間私たち夫婦を見守ってくれています!!

39  サンキュー

ありがとう百日紅

これからも元気に咲いて私たちを見守って下さいね。