台風19号『狩野川台風』級
2019年10月11日(金)
お昼過ぎの富士山と山頂付近の傘雲
自宅リビングより撮影 消したところは、ドラッグストアの大きな看板です‥
狩野川台風は、
昭和33年 =1958年9月26日に、静岡県伊豆半島の狩野川が氾濫して、
死者888人、行方不明者381人を出した大型の台風。
1953年3月生まれの私の脳裏にも、残っている決して忘れる事の出来ない、人生初の
災害記憶です。
狩野川は、静岡県伊豆半島を南から北へ流れて、下流の沼津市内を通って、駿河湾に注ぐ一級河川です。
井上靖を始め、若山牧水等の文学作品にも登場する、穏やかな流れの美しい大河です。
駿河湾に注ぐ狩野川は沼津市の中心部を流れています。
故郷が沼津市郊外の私は、狩野川台風がやって来た時の直接的な恐怖体験よりも、
台風通過後の、あちらこちらの光景を見た体験。
大中小、ありとあらゆる種類の植物や、夥しい数の倒木や、作物がメチャメチャになった田畑や、近所の倒壊した家屋。
上流から海岸に流れ着いた沢山の流木や塵を見た恐ろしい記憶‥…
多分私の人生初の茫然自失の経験…
親戚の家等が在った市内の変わり果てた姿などが恐ろしい体験として残っています。
昔は海岸の流木は、ハマキ=浜木 と言って拾って風呂や煮炊きの燃料にしましたが、
普段とは全く違うハマキの様子に、足がすくんだのを覚えています。
狩野川台風では、静岡県伊豆半島や沼津市周辺の人々は、大なり小なり被害を受けたと思います。
私の周囲にも、大切な家族を狩野川台風で亡くした方々がいらっしゃいます。
私の生家には、人々が逃げ込んで来て、祖母や母が炊き出しをしていました。
2019年10月11日(金)
富士山上空の幾重にも重なった傘雲
こちら富士市では、明日午前9時からコミュニティーセンターに避難所が開設されて、即活用出来るそうです。
被害が最小限に減災されることを願っています。
どうぞ皆さん
災害への備えを万全にして下さいませ!!
早々に、物置の中に自主避難したカエル。
こちらは、タンポポおばさんが家の中に強制的に避難させました!
水の備えを忘れずにして下さい!!
たとえ、水害でも、水だけは必要です!
2019年10月11日(金)
朝の富士山と山頂付近の雲
雲の流れが速いですね…