今朝大きな音に驚いて外に出ると、私のお気に入りの大樹の伐採作業が進行中。
春夏秋冬季節の移り変わりを身を持って示してくれた。
朝、昼、晩、本当に美しい姿を見せてくれた。
名前も知らない。
傍に行ったことも無い。余所のお宅の敷地の大樹。
大きな敷地の大きな屋敷よりもずっと高くそびえ立っていた。
樹齢は何年だったのだろう?
昼過ぎには、丸坊主になっていた。
落語家立川談志が亡くなった。
正に大樹倒れる
噺家として天才だったと思う。
弟子たちも素晴らしいと思う。
師匠として優れているから、優秀な弟子たちが育つのだと思う。
談志に一度だけ会ったことがある。
昭和46年参議院選挙に立候補した時に、師匠が全国を遊説して回った。
何と静岡県沼津市にも通りかがり、たまたま私が手術で1カ月程入院していた病院にも立ち寄ってくれた。
当時としては、画期的な出来事だったと思う。
四十年前の出来事
患者さんたちもみんな感激していた。
心からお大事にという態度が言葉の端々から伝わって来たのを覚えている。
噺家というのは、相手に伝わってなんぼの世界だと思う。
私の心に美しい姿で立っている大きな樹。
ありがとう。
天才噺家談志師匠お疲れ様でした。
ご冥福をお祈りいたします。
てやんでぇーなどと返事が返って来そうですが
ゆっくりとお休みくださいませ