夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

大樹倒れる

2011-11-23 22:39:30 | 日記・エッセイ・コラム

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今朝大きな音に驚いて外に出ると、私のお気に入りの大樹の伐採作業が進行中。

春夏秋冬季節の移り変わりを身を持って示してくれた。

朝、昼、晩、本当に美しい姿を見せてくれた。

名前も知らない。

傍に行ったことも無い。余所のお宅の敷地の大樹。

大きな敷地の大きな屋敷よりもずっと高くそびえ立っていた。

樹齢は何年だったのだろう?

昼過ぎには、丸坊主になっていた。

落語家立川談志が亡くなった。

正に大樹倒れる

噺家として天才だったと思う。

弟子たちも素晴らしいと思う。

師匠として優れているから、優秀な弟子たちが育つのだと思う。

談志に一度だけ会ったことがある。

昭和46年参議院選挙に立候補した時に、師匠が全国を遊説して回った。

何と静岡県沼津市にも通りかがり、たまたま私が手術で1カ月程入院していた病院にも立ち寄ってくれた。

当時としては、画期的な出来事だったと思う。

四十年前の出来事

患者さんたちもみんな感激していた。

心からお大事にという態度が言葉の端々から伝わって来たのを覚えている。

噺家というのは、相手に伝わってなんぼの世界だと思う。

私の心に美しい姿で立っている大きな樹。

ありがとう。

天才噺家談志師匠お疲れ様でした。

ご冥福をお祈りいたします。

てやんでぇーなどと返事が返って来そうですが

ゆっくりとお休みくださいませ


宇宙飛行士古川さんお帰りなさい!!

2011-11-22 21:46:09 | 日記・エッセイ・コラム

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宇宙飛行士の古川さんが無事に地球に帰還されました。

本当に長い間夢に向かって努力されました。

宇宙飛行士の候補になってから、長い間待たされたにもかかわらず、あの素敵な笑顔。

奥様が福島県のご出身と言うこともあり、大震災の被災地の方々との交流も大切にして下さいました。

古川さんが今年、宇宙に旅立ったと言うのも、神様の計らいなのかもしれません。

日本人に素敵な笑顔と勇気、忍耐、努力等の大切さを身を持って示して下さいました。

今私が一番注目して尊敬する人物が、古川宇宙飛行士です。

地球環境の破壊が進んでいること、

宇宙から見た地球に国境は無いから、国や、民族の戦いは虚しいことなどを解り易く、優しい言葉で穏やかに私達に教えて下さいます。

「お湯の入ったお風呂に入りたい」

謙虚な人柄がにじみ出ています。

神奈川県横浜市の栄光学園のご出身ですから、英語力は抜群でしょうが、ロシア語は宇宙飛行士候補になってから、一から始められたとのこと。

体力的に辛い訓練もされ、並大抵の努力ではなかったと思います。

「宇宙から見た地球には、国境は無い」

「富士山は日本人の心」

と宇宙から教えて下さいました。

出発前のインタビューで宇宙に持って行きたく無いものは、「争い」と

答えていました。

「継続は力なり」と言う言葉が好きだそうです。

継続して努力することが大切だと言うことが良く解ります。

同じ47才で、同じ東大出身のボンボンが、従業員が汗水垂らして働いて得た会社の金を使ってカジノで一発勝負で100億円のギャンブル。

地球帰還の笑顔のニュースと対照的な虚ろな目をした元会長のニュース。

「莫大な財産を残すよりも、子供たちに夢や、希望、豊かな自然、安全な地球環境を残しましょう」とか、笑顔を大切にとか、アメリカも、ロシアもみんな地球の仲間とか、仲間を大切にとかその他諸々何かを教える為に、偶然同じ日になったのだと思います。

昨日の元エリートと呼ばれるオウム真理教の犯罪者の裁判のニュース。

昨今国会議員の方々の人相が日に日に悪くなっているので、余計古川さんの人相が良く見えます。

人間志や行動で、本当に万事変化するものです。


夕暮れ時

2011-11-20 22:23:45 | 日記・エッセイ・コラム

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清少納言や与謝野晶子でなくとも、やはり秋は夕暮れ時の景色が素晴らしいと思う。

普段は危険なので、夕暮れ時に外出等しませんが、今日はケビンに夕日の丘の銀杏林に連れて行ってもらいました。

帰り道の日の入りが素晴らしくて、しばらく二人で見つめていました。

この夕陽を受けて今日の富士山は赤富士でした。

青空に黄色の銀杏。

赤い夕陽に輝いている白い雲。

夕暮れ時の一時を送信します。


富士山麓11月の景色

2011-11-19 23:15:53 | 日記・エッセイ・コラム

私は今観光地のような場所に住んでいます。

私は此処で産まれて育った訳ではありませんが、あちらこちら旅行しても、この近辺はやはり日本人の心の故郷ではないかと思います。

亡き母が探してくれた?この住処。(詳しい理由は、ブログの一ページ目に書いてあります。)

秋は懐かしい景色に出会えます。富士山麓の秋のあれこれです。

安養寺の狸和尚。

富士宮市杉田の安養寺は狸寺と呼ばれているようです。

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安養寺は曹洞宗の落ち着いたお寺です。

この日は私の他参拝者は誰もいませんでした。

お地蔵様が静かに読者をしていらっしゃいました。

安養は私の母親の戒名の一部分ですので、親しみを覚えています。

銀杏林の前に富士山の古い登山道の道標。

石に山の字が刻んであるのが、判りますか?

説明は不要?。

佇むだけで、古の一時に戻れる場所です。