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鎌倉時代のファイナンシャルプランナー◆青砥藤綱から勉強中

2010-01-12 11:34:28 | 日記
こんにちは

連休中、道端で1円玉を連続して3枚拾いました。
見つけようと思ったのではなくて、自然に視界に
入ってきたものが1円玉でした

私は、1円玉は見つけると必ず拾います。
(意地汚いといわれたら困っちゃいますが)

なぜなら、1円といえども価値はあるんです

100円ショップで税込み105円のものを買うとき
104円しか無かったら

絶対に買えません。

1億円の買い物でも、9999万9999円しか無かったら

絶対に買えません。


仕事ではご先祖かも知れない
鎌倉時代の武士の逸話を紹介しますね。


◆川に落とした小銭を拾うか拾わぬか。


鎌倉時代後期の武士、青砥藤綱は
ある時、橋の上から10文を落としてしまいました。

夜が近くなったので50文で松明を買い求め
松明の明かりで川底を照らして10文を拾い上げました。


10文というのは小額な銭です。

それを拾うために、さらに50文を費やすなどして
「青砥藤綱は何と無駄な事をしたものよ」
と彼を揶揄する者がいました。

質問:
彼はその声に、どう返答したのでしょうか?

ファイナンシャルプランナーの資格試験に
出題したいものです。


◆貨幣価値と経済原理


武士の金は、領民から頂いたものであろう。
たとえ小額であっても川に落としては申し訳ない。

川に落ちてしまったら、貨幣は拾わぬ限り石ころのようなものだ。

それを探すために費用を出すことによって結局は

領民の元に金が行き渡り、領民はそれで生活することができる。

したがって自分の行為は理にかなうものである。
(無駄な行為ではありえない!)


彼を揶揄した人物はこの話を聞いて恥じ入ったという・・

(「太平記」から)


◆鎌倉時代のファイナンシャルプランナー


結局彼は10文落とした結果
50文損しただけじゃないの?

鎌倉時代以降、現代まで青砥藤綱の考え方をきちんと理解できた
人は少ないと思うんです。

青砥自信の蓄えは確かに10文の損失と
さらに50文を消費しました。

しかしその消費が、回りまわって他人の懐を潤す景気につながる
という理解力こそ鎌倉時代のファイナンシャルプランナーだと思います。


私の話に戻ると、1円玉といっても価値があります。
たとえば海外でレート換算したらどうなるでしょう。
1円玉でモノが購入できる国もあるんです。

貨幣の価値を認識して大切に使うということは大切ですよね。
でもそこにとどまるだけではなくて、

自分の支出は他人の収入につながっているのだ、という経済感覚
もまた大切だと思います。


◆リアリストとしての足跡から


青砥藤綱という武士がどんな武士だったかを示すもう一つの
逸話があります。

相模守(北条時頼)が、夢のお告げで
「青砥という武士に所領を与えよ」と言われたので実際に所領を
与えようとしたところ、彼は辞退します。

普通なら「所領を与えられる」ことは収入増であり名誉なことです。
宝くじに当たった、たなぼたの幸運として受け取る事もできました。


彼の判断は非常に現実的なロジックにもとづいたものです。



そのような理由(夢)で所領を与えられるということは、
もし仮にその夢に<青砥の首を刎ねよ>とお告げがあれば
私は簡単に首を刎ねられるということでもありましょう。


リスクマネジメントが徹底していたということですね。


彼がもしタイムスリップして現代で仕事をするとするなら
やっぱり優秀なファイナンシャルプランナーです



来月に生保FPの資格試験を受ける身としては青砥藤綱に
守護霊にでもなって頂きたいと思うものです。

1円を大切に拾う精神だけは彼を見習っているんですが
コメント (3)
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