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昨日紹介した青砥藤綱は鎌倉時代の人物です。
そこで彼が川底に10文を落とした年月を仮に
正応3年(鎌倉時代の名僧、叡尊死去の年)
1290年としてみます。
青砥がファイナンシャルプランナーであるなら
現代に向かってこのような説明をすると思います。
銀行預金の金利が0.1%であるなら
それは
正応3年に私が川に10文を落として拾い上げ
その年に10文を銀行にあずけたとして、ようやく
平成22年の今年で20文になる、ということだ。
預けた金を2倍にするための
金利と年数はどのくらいであるか?
これを72の法則という。
金利(%)×年数=72
青砥藤綱の10文は
金利0.1%なら720年でようやく2倍になります。
※複利計算の場合
銀行や証券、保険のパンフレットをみて
利率が表示されていれば、自分で実際に計算してみれば
はじめて分かることが たくさんあるのです。
72の法則については、アメリカの学生向け金融教科書
にも掲載されています。
青砥藤綱の話は、まさに720年後の平成の日本にこそ
ぴったりの金融話なんだと思うこのごろです。
だから青砥藤綱は
ファイナンシャルプランナーを守護する高天原
八百万の神々の一柱かもしれませんね
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FP試験受ける時には彼に神頼みしましょう
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では
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