鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1219回】 社員さんの育て方

2014年05月03日 | 住宅コンサルタントとして
これからの時代、社員さんを採用出来ることと採用した社員さんを一人前に育成する力が
これまでにも増して必要になってくるでしょう。

何せ、労働者人口は年々減少していく訳ですから、
人の採用が最も重要な要素になることは確実です。

人の採用に関しては、良い会社であるということが
学生さんや転職を志望している方に継続的に伝わるようなしくみが欠かせません。

だから企業のマーケティング能力が非常に重要になってくることでしょう。

その点については、5月21日のセミナーの中で詳しくお伝え出来るかと思います。
この点を強化せずには企業の将来は明るくなるわけがないと思っています。

次に社員さんの育成について。

人が成長するためには、何が必要なのか?

いろいろな要素が必要かとは思いますが、
仕事を実際にやることによって人は育っていくと思います。

しかしながら、周囲の環境がどうであれ、自分で向上心を持って今の仕事を改善して
仕事のクオリティーを上げ、能力を上げていくような社員さんは100人に1人程度でしょう。

しかもそういう社員さんは大抵独立してしまいます。

大半の社員さんは、与えられた仕事は出来ますが、自分で考え、自分で能力を高めていくことが出来ません。

伸びている会社の経営者、それから伸びている会社の敏腕幹部の方とお話をしていると、

「言われたことだけしっかりとやれる社員さんはありがたい。
それで結果が出ないのは、マネジメントする自分達のせい」

という価値観を持っています。
社員さんが伸びないことを社員さんのせいにはしないのです。

経営陣で効率的な仕事のしくみを構築し、それを徹底してやっていただくことで
社員さんが伸びていくことが理想でしょう。

そしてマネジメント側でつくったしくみで社員さんが伸びていく会社は
健全な成長をしていけるのです。

社員さんが伸びる会社ほど、しくみがしっかりと構築されていて、
更にはしくみを徹底する風土もあるのです。

こういう環境を会社として用意したいものですね。
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