鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1246回】 ビジネスパーソンとしての、質(たち)の悪さ

2014年05月30日 | 住宅コンサルタントとして
「質(たち)が悪い」という言葉を調べると、

「物事の性質がよくないことを表す表現。性格が悪い、または、悪質であるさま」

と書かれてあります。

これをビジネスの世界に当てはめると、ビジネスパーソンとして質が悪い人というのは、
個人的に「口で言っていることと実際の態度や気持ちが伴わない人」だと思っています。

「私は、厳しいことを言ってくれるウチの社員にメッチャ感謝しているんですよ!」

と言いながら、自分をヨイショしてくれる外部の業者さんを大事にし、
厳しいことを言ってくれる自社の社員さんへの思いやりが足りない経営者。

「分かりました」と言いながら、実際は分かっていない人。

「ウチの社員は何にも改善の提案をしてこない!」
と文句を言っているのですが、実は社員さんがどんな提案をしてきても全否定して、
少しでも受け入れようというスタンスが全くない人。

一見、パッと見は感じが良い。
謙虚に見える。
でも内心は、変なプライドを強烈に持っていて、
自分が今、ふがいないのは周囲のせい、という感じで
周囲のせいにしてしまう。
そして深い部分で素直に人の意見に耳を傾けられない。

質が悪いと、周囲の方と心の深い部分でのつながりが構築出来なくなります。
言ってみればメリットがあるから付き合う、というような、浅いレベルの人間関係。
コミュニケーションも表面上になりがち。

厳しい言い方をすれば、相手にされなくなるのです。

本当の意味で素直で正直な人だと、助けてくれる人が多々、あらわれてくるのですが、
表面上は素直に見えて実は達が悪い人は、誰も助けてくれなくなります。

自分の言動が一致しているかどうか?
自分はポジティブなのかどうか?
口では「周囲の人に感謝している」と言いながら、実は周りには全くそう映っていないかどうか?
素直に周囲の方の意見を一旦、受け入れることが出来ているか?

常にセルフチェックを行いたいものです。
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