鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1229回】 モデルハウスを活かすも殺すも自分たち次第

2014年05月13日 | 住宅コンサルタントとして
メチャメチャ基本的なことですが、車を買おうと思ったら、
実際に車を見ることが出来るショールームに行きますよね?

高い指輪や時計などを買おうと思ったら、
実際にそれらを見ることが出来るお店に行きますよね?

家を建てようと思うお客様は、当然、家を見られるモデルハウスや見学会、
もしくはショールームに行くと思います。

見学会とモデルハウスの違いは何かと言えば、
見学会は見られる日が限定されていることです。
一方のモデルハウスは、定休日以外、いつでも見ていただくことが出来ます。

当然、モデルハウスの方がお客様目線な訳です。

全てのクライアント様のお話を総合すると、
今のお客様は実際の建物を見て納得してからご契約をされるので、
ある程度の棟数を受注しようとすれば、モデルハウスを建てた方が良いでしょう。
この場合、常設でも移動型でもどちらでもOKです。

しかしながら、モデルハウスの賞味期限は何年か、ということにおいて、
実際にモデルハウスを持っている会社の中で真剣に考えられていないケースも
結構多いのではないでしょうか?

ただ、モデルハウスを開けているだけでお客様が来て下さるのは、最初の数か月のみ。
その後、モデルハウスを活かすも殺すも、各会社次第なのです。

しっかりと活用すれば、3年はお客様が来場して下さいます。
中には8年とか9年、モデルハウスを建て変えずにやられている会社さんもありますが、
さすがにそれだとちょっと難しいかな、と・・・。

オープンして半年近く経ってから、その会社の知恵と工夫で、
モデルハウスの賞味期限がグーンと伸びるのです。

ただ、建ててドアを開けて待っているだけ、というのでは、
あまりに工夫が無さすぎだと個人的に思っています。

活かすも殺すも自分達次第。

皆さんの会社は、多額の費用を投資して作ったモデルハウスをちゃんと活かせていますか?
コメント
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