鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1239回】 自社の商品・接客の品質を高め、企業として信頼されることが商売の王道

2014年05月23日 | 住宅コンサルタントとして
セミナーが終わって、心身の疲れがドッと出てしまって、
「実はこんなにも気が張っていたんだ!」と改めて気づいた鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

今回のセミナーは、おかげさまで満席で開催させていただくことが出来ました。

今回、セミナーのご案内は、日常のコンサルティングにおいて、
クライアント様に直接、ご案内をさせていただくことが中心でした。

それ以外に、ブログ、それからFBでの案内。

本当にそれだけなのです。

ですので、実は広告宣伝費がゼロ円。
1枚の紙すら、使っていません。
でも、数多くの方に参加していただくことが出来ました。

世間では、対象企業の名簿を購入し、大量のDMを作成して発送する。
更には業界紙で宣伝もし、電話やFAX DMなども駆使し、動員するまでに数百万円をかけて
開催しているセミナーが非常に多く存在します。

それでも参加される方が総勢数名、というケースも実は非常に多いのです。

これは何故か?

個人的に、7年前まら、そういう時代になるとずっと思っていました。

いろんなイベントが乱立すると、お客様は「どんな内容か?」よりも

「どの会社が主催するのか?」
「誰の主催か?」

という基準で参加するかしないかを決めるようになっていくのです。

企業そのもの、お店そのもの、社長そのものが市場や業界から信頼されていないと
お客様が集まらないという現象につながるのです。

住宅業界も全く同じです。

市場内で企業が乱立しています。

ですから、チラシやHPの出来、それからイベント企画の内容も大事なのですが、
まずは住宅会社として市場から信頼されることが、経営上、最も重要になってきます。

その信頼の源になってくるのが、

①商品(住宅会社で言えば、素敵な建物ということになります。弊社の例で言えば、セミナーの内容です)
②接客(お越し下さったお客様に「さすが!」と思っていただける対応が出来ているか?)

の2点です。

ここがお客様の期待値を超えるような内容にしていくことが、
実はお客様のご来場につながっていくのでは、と思っています。

ちょっと種を明かすと、弊社の場合、事前にテキストの準備と共に、
家内が夜なべをしてお越し下ったお客様に感謝の気持ちをどうやったらお伝え出来るか、
という準備をずっとしてくれていました。

これは私が指示してやってもらっている訳ではなく、

「だって、わざわざこのセミナーのために、皆さん来て下さる訳だから、
お帰りになる際、ちょっとでもほっこりした気持ちになって欲しいもん!」

と限られた予算の中で、いろいろとお土産を考えて準備をしてくれていました。

セミナー前日に私たちは東京駅で待ち合わせをしたのですが、
テキスト140部を事前に会場に送っているのにも関わらず、
もの凄い荷物を持って家内が来たので、

「何でそんな荷物があんねん!」

と突っ込むほどでした。

でも、それらは全て、必要なものだったのです。

弊社の場合、そんな感じで二人三脚でいろいろと準備をしている訳ですが、
是非皆様も、建物のクオリティーを上げることに加え、
わざわざお越し下さるお客様に感謝の気持ちを伝える工夫をされてみるといいかもしれませんね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする