鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2415回】 正しいことを積み重ねることで・・・

2017年08月10日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、お伺いしていたクライアント様の業績が、本当にヤバイことになっています。

個人的には、商圏人口30万~45万程度で、
1店舗100棟がダントツ一番店の基準だと思っているのですが、
第一四半期で28棟の申し込みをいただいておられました。

最も受注されている営業マンで、申込みが3か月で8棟。
3か月で5棟を超える(=年間20棟のペース)営業スタッフが4名もおられる。

営業マン6名に新卒1年目の新人さんを入れて7名の営業マンで、
恐らく申込みベースでは100棟に行くのではないか、と思っています。

もともとお付き合いが始まった時は、社長と営業兼設計のスタッフ1名、
それと現場監督1名の計3人からスタートしたのです。

当時は年間4棟だったので、本当に10年で大きく成長されたクライアント様。

お付き合いが始まった時、
私はまだ住宅業界のコンサルタントとして駆け出して間もない頃でしたが、
逆に何のしがらみも無い状態でサポートさせていただけることに
本当に心からありがたいと感じ、そのことを社長に伝えたことを今でも覚えています。

10年前から首尾一貫してご提言していることは、
本音を言うと、私自身がお客様だったら、

「こんな会社に家づくりを依頼したい!」

と思うような取組ばかりです。

モデルハウスや見学会、ショールームに行った際、気持ちよく対応していただける。
お客様の情報を皆で共有していて、子どもの名前とかも憶えてくれている。
打合せ時に出していただくお飲み物も、ちょっと洒落た感じで、素材にもこだわりが・・・。
もちろん、建てている家も性能、仕様、デザインの面で申し分ないレベルで、
しかも建てた後のお付き合いを最優先に考えてくれる。

私自身、エンドユーザーの立場なら、かなり見る目が厳しいお客様だと思うのですが、
そんな私が一消費者の立場だったとしたら、こんな住宅会社に家づくりを頼みたい、
と思う会社を超える会社に既になられていることが本当に嬉しいんです。

見込のお客様よりも、OB様や建築中のお客様を第一に考える。
会社を挙げて、本当に良い家づくりに真剣に取り組む。
アフターを最優先にしている。
社員さん、協力業者さん、職人さんのことも当然ながら、とても大切にされています。

正しい経営、正しい家づくりをずっとその地でされている訳です。

こういう会社は、年月が経てば経つほど、ドンドン商売がやり易くなっていき、
関わるいろんな方が応援して下さるようになるのですが、
まさに今、そういう状況なのですね。

協力業者さんや職人さんを集めるのにいろんな住宅会社が苦労していますが、
このクライアント様は、今、お付き合いをしている職人さんたちが
ドンドン職人さんを紹介して下さるそうです。

良い家づくりに全社、本気だから、でしょう。

地域の方からもたくさん支持されている感じで、
本当に理想的な状況になっています。

12年前から、自分が理想系だとイメージしてきた状況を目の当たりにして、
商売で最も大切なことは何か、ということを改めて教えていただいている感じです。

家づくりに真剣に取り組み、お客様と社員さん、協力業者さんを大切にする。
こうした活動が形になるまで、10年はかかるのですね。

このクライアント様の現在を見て改めて思うことですが、
他のクライアント様と共に商売の王道を進んでいきたい、と思っています。
コメント
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