鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2424回】 視覚で伝える

2017年08月19日 | 住宅コンサルタントとして
私、年々説明することが下手になっているなぁ、と感じています。

自分の感覚だと、若い頃はもっと言葉がスムーズに出て、
会話のテンポも早く、切り替えしも早かったような気がするのですが、
最近はどうもイマイチなんです・・・。

これはあくまでも自分の勝手な予想なのですが、
インプットしている情報量をうまく消化できていないような気がします。

何かを伝えようとすると、
その情報に関連した情報が頭の中にいくつも浮かんできて、
もともと伝えようとしていた内容にどれを組み合わせようかと考えている間に
また別のことが頭の中で浮かんでくる感じなんですね。

とまあ、小難しいことを言っていますが、要は頭の回転が鈍くなってきているということ。

自分自身、話術が落ちてきているような気がしていますので、
そこをカバーすべく、事前に資料をおつくりしたり、
何かをお伝えしようとする際にホワイトボードに書きまくったりして、
少しでもお伝えしたい内容が相手の方に理解していただけるように工夫しています。

これはコンサルティングの間もそうですし、
クライアント様の売り場で接客をさせていただく際もそうしています。

自分の伝える力が衰えている分、視覚でカバーする。

でも案外、そっちの方が伝えたいことが伝わっているのではないかな、とも感じています。


いろんな営業マンの接客を見ていると、何が言いたいのか伝わってない営業マンほど、
とにかく視覚に訴えることなく、延々話し続けています。

そして相手の反応を見ることなく、自分のペースで話し続ける。

そうすると、お客様にとって苦痛でしかない接客になってしまうのです。

視覚でお客様に伝えるには、
事前に伝えたいことをビジュアル化したツールや資料を用意することと、
それで対応できないことをその場で紙に書いて伝えることが欠かせません。

住宅の営業マンの場合、お客様が知りたいことに対し、
事前につくった資料で全て対応するのはかなり難しいです。

というのは、あまりにバリエーションがありすぎるので・・・。

ですから、自分が伝えたいことをその場で紙に書いて伝える力があった方が良い、
と個人的に思っています。

この力をつけるためには、ひたすら量稽古をするしかありません。

魔法は無いのです。

視覚で伝える力をアップするために、皆さんはしっかりと両稽古が出来ているでしょうか?
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