鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2416回】 お客様の立場で経験を積む

2017年08月11日 | 住宅コンサルタントとして
社会に出て20年以上、ずっと住宅業界に関わっていて、
住宅業界のコンサルティングを12年間、ひたすらやり続けていますが、
今、自分が各クライアント様にご提言していることは、

「あの会社にちょっと行ってみようよ!」
「あの会社に相談しに行かない?」
「あの会社、あの営業マンにやっぱり頼もうよ!」

とお客様に思っていただけるようになるために何をすべきか、
ということが中心です。

すなわち、常にお客様の視点でどうあるべきかを考え、
そうなるためには何を変え、何に取り組むべきか、
ということをご提言させていただいております。

今の自分から、「お客様の視点で見る」ということを取ってしまったら、
正直、スカスカでペラペラのオッサンとなる自信があります(←どんな自信やねん!)。

今のお客様は何に価値を感じ、どう動くのか?
何に魅かれるのか?

そこを学ぶために、明らかに今年の自分の動きは変わっています。

昨年、一昨年と大きく変わっていることは、
住宅業界以外の研究が圧倒的に増えているということ。

そして自分自身が消費者としていろんな経験を積むことを徹底しています。

20年以上、住宅業界に携わってきたので、住宅業界の工法や素材に詳しい。
更に最初の赴任地が北海道だったので、特に断熱気密、それから換気やサッシに詳しい。
12年間、イケてる住宅会社や一時的に伸びてその後、ダメになった会社など、
ずっと研究してきているので、業界のトレンドや伸びている会社の共通点、
逆にダメになってしまう会社のポイントなど、こうした情報にも精通している。

こうした業界に対する深い知識と、エンドユーザーの価値観を研究していること。
この組み合わせがあって、今、お仕事をさせていただけているのだと思っています。

お客様の気持ちであったり、価値を感じることの変化は目まぐるしく変わり、
そこに合わせて新しい商品やサービスを提供できる、感度の高い会社やお店がある。
その研究にゴールはありません。

これからも、ひたすら業界を深堀し、
お客様が価値を感じることの変化を押さえ続け、
時流に合った提案ができるように、
自分自身がお客様の立場でさまざまな経験をしてきたいと思っています。
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