鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2428回】 職人さん不足の時代にどう対応するか?

2017年08月23日 | 住宅コンサルタントとして
家1棟を建てる上で、いろんな工事を外部の職人さんにお願いしなくてはなりません。

基礎、電気、設備、塗装、左官、クロス、建具、大工、板金、瓦、外壁などなど。

そんな中、さまざまな業種で職人さん不足という問題が深刻化しています。

どのエリアにお伺いしても、職人さんが余っているという話は聞いたことがありません。

ちなみに今から20年前は、業界内に仕事も多々ありましたが、
職人さんも本当にたくさんおられました。

今はピーク時の70%以下の仕事量ですが、
それ以上に職人さんの数が減っているということです。

特に基礎工事、左官工事、大工工事は深刻です。

ちなみにアメリカでは今、住宅市場は非常に好調らしいですが、
供給が需要に追い付いていないとのこと。

その理由は、やはり職人不足なのだそうです。

住宅業界で働いてくれる人だけでなく、職人さんも不足。
本当に人で苦労する時代になりました。

こんな時代だからこそ、本当に良い家をつくるために真面目に取り組んでいる会社、
そして社員さんや職人さんなど、人を大切にする会社に良い人材が集まってきます。

ウルトラローコストの住宅会社のビジネスモデルは、
10年以内に通用しなくなっていくでしょう。

こんな職人さん不足の時代でも、
職人さんが別の職人さんをガンガン紹介してくれて、
業績が猛烈に伸びているのにもかかわらず、
職人さん困っていない会社も存在するのです。

良い職人さんが集まってきてくれる会社は、
実は良いお客様も集まってくれる会社であり、
優秀なスタッフさんも応募してくれる会社なのです。

いろんな人を惹きつけるために、自社のどんな部分を変えていかなくてはならないか?

経営者が本当に知っておかなくてはならないポイントですね。
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