コンサルタントとしての基本的な考え方を持つ上で、
その基本的な考え方を教えて下さったクライアント様に
昨日、お伺いして、いろんなお話をさせていただいておりました。
いろいろな分野のお話をさせていただく中で、
自分は20代の頃、本当に良い経験をさせていただいていた、
ということを改めて気づかせていただきました。
前々職時代、お客様の中には理不尽なことを言われたり、
嘘をつかれるケース、クレーマーの対応など、
結構泥臭いことを経験することができました。
例えば、ある商品の注文の際、お客様が指定したものを納品したら、
「あの商品、現場でうまくおさまらないじゃないか!
どうしてくれるんだ?」
と言われたケースもあります。
ご自身で指定された商品が、ちゃんと取りつくかどうか、
メーカーの営業マンとしてちゃんと検証すべきだろ、とか、
「俺のミスはお前のせい」とでも言わんばかり・・・。
間違いなく指定された色の商品を納品したのに
「この色、頼んでいない」と言われることもありました。
若い頃は、理不尽なことを言ってくるお客様に、
「もう取引は結構です!」
とガツンと言ってやりたかったのですが、当時の上司は
「お客様のミスまで気づける営業マンが一流」
「お客様に注文書を書いてもらうとか、
こちらの注文書に了承のサインをもらうとか、
できることがあったと思うぞ」
「こんなことでお客様と取引停止していたら、
誰も買ってくれなくなってしまうぞ」
と諭してくれました。
また、簡単にお客様ともめてはいけない、
お客様の性格や能力まで考えて、その上の対応をすべきだ、
と教えてくれたのです。
おかげで、仕事上のストレスには非常に強くなりましたし、
お客様の性格や能力を把握した上で段取りを取れるようになり、
ミスやトラブルが激減しました。
この経験が、今の自分に非常に役立っています。
何でも自責で考える癖がつきましたし、
ストレスにも強くなったと思います。
こうした経験があるので、トラブルになった時も
その対応が一般的な方よりもかなり上手だと思います。
今、労働者保護という観点から、
厳しい指導をされたり、
高圧的なことをお客様から言われることも減少していくことでしょう。
でもその反動も少なからずありそうな気もします。
トラブルやストレスにめっぽう弱い人が増えそうな気が・・・。
理不尽なことをされると、その時は辛いですが、
そうした経験から学べることはたくさんあるのです。
何が起こっても、前向きに、プラスに捉える。
そういう大切さを昨日、気づかせていただきました。
理不尽な対応をお客様から受けたことってありますか?