鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3090回】 手放すときに初めて価値が分かる

2019年06月16日 | 住宅コンサルタントとして

私の自宅には、2000冊を超える本があります。

 

自宅兼オフィスを新築する際、

ものすごく大きな本棚をつくったのですが、

その本棚からも既に溢れてしまっています。

 

この本、定期的にブックオフに持って行っていたのですが、

ビジネス本はほとんど値段がつかないのです。

(ビジネスのトレンドがすぐに変わりますから、致し方ありません)

 

先日、クライアント様とお話をさせていただいていた際、

休憩室に図書コーナーのようなものをつくり、

スタッフさんが家から定期的に本を持ってきて、

皆でシェアしているとのこと。

 

「私の本も、もし必要であれば、差し上げてもよろしいでしょうか?」

 

という提案を受け入れて下さったので、

お送りする本をセレクトしはじめました。

 

その際、手に取った本1冊1冊に

思い入れや読んだ当時の感想がよみがえってきて、

なかなか段ボールに詰める作業が進みませんでした。

 

結果、昔読ませてもらった、

スシローさんの社長の本と中谷彰宏さんの本を

朝から読んでしまいました。

 

今回、この段ボールに詰めることをしなければ、

おそらく手に取って二度と読むことが無かった本。

 

購入しただけで、読んだ気になったりする方もいますが、

そういう方は他の人に差し上げることがいいのかな、と感じました。

 

手放す時、人ははじめてそのものの価値を実感するものだ、と。

 

段ボールに本を詰める作業を継続していく中で、

自分が過去読ませてもらった本の価値を再認識し、

場合によっては再び手に取って読み、

また勉強したいと思います。

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