鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3099回】 論理的に、そして数値で語れるようにしておく

2019年06月25日 | 住宅コンサルタントとして

住宅会社さん、

それから住宅会社さんに建築資材を納入する建材店・サッシ店さんは、

住宅の性能を数値で語れるように勉強しておくことが欠かせません。

 

貴社のC値は?

(建材店さんであれば、貴社の取引先住宅会社のC値は?)

 

貴社のUa値は?

(建材店さんであれば、貴社の取引先住宅会社のUa値は?)

 

HEAT20のG1、G2グレードをクリアするためには、

どんな材料を使って、どう施工すれば良いのか?

 

こうしたことを論理的に理解し、説明できなくてはなりません。

 

 

それから、住宅業界のさまざまな制度は大手有利につくられています。

 

その真実を分かりやすくエンドユーザーさんにお伝えすることが、

真の意味でお客様のためにつながります。

 

大手ハウスメーカーのUa値は優秀なのに、

実際に鉄骨系プレハブメーカーの家が劇的に寒く、

光熱費が猛烈にかかってしまう理由はなぜか?

 

大手ハウスメーカーに有利な制度が次々に出来ていく理由はなぜか?

 

大手ハウスメーカーの60年長期保証によるアリ地獄的囲い込みの真実は?

 

これからの人口減、着工減により、地方都市では特に

上場している大手ハウスメーカーで建てるリスクが高まる理由はなぜか?

 

こうした真実も、エンドユーザーさんにしっかりと伝えていく必要があります。

 

 

何の根拠もなく、

 

「当社は性能の良い家をつくっています」とか、

「当社はしっかりとした施工をしています」

「当社のアフターは万全です」

 

というようなことをお客様に伝えては、マズイのです。

 

日々、しっかりと学び、お客様に分かりやすく説明できるよう、

論理的にまとめておくことが不可欠な時代です。

 

上記の質問に、皆さんの会社の営業マンや設計士さんは

論理的かつ簡潔に答えられるでしょうか?

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