鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3085回】 自社の10年後を考える

2019年06月11日 | 住宅コンサルタントとして

経営者は、常に先のことを考えなくてはなりません。

 

将来のビジョンを考えてくれるのは、経営者しかいないのです。

 

経営者は、10年以上先のことを考えないと、

ついつい近視的な視野で物事を判断してしまいがちになります。

 

ちょっと油断すると、今期どうやって黒字化するのか、

という、目先のことしか考えなくなってしまったりします。

 

今期のことしか頭になく、経営判断をするということは、

衰退に向かって一直線に進むことになります。

 

例えば、10年先のことを考えて採用計画、育成計画を組まないと、

住宅会社でも建材店でもすぐに高齢化してしまいます。

 

高齢化した組織となってから、

いきなり若いスタッフさんを採用したとしても

何でも相談出来たり気が合う同僚が居なければ、

辞めてしまう確率が高くなってしまいます。

 

また10年後、自社の商品は今のままで良いか?

 

買っていただく顧客は、今のままで良いのか?

 

やっている事業は今のままで良いか?

それとも新規事業を立ち上げなくてはならないか?

また撤退すべき事業領域は無いか?

 

自社の10年後のビジネスを少なくとも

事業領域・商品・顧客・組織・マーケティングの点で

どうなっているべきかを明確化する。

 

10年後、それらを実現できるよう、

今期・来期・再来期に何をすべきかをイメージする必要があると思います。

 

ちなみに私自身、住宅業界のコンサルタントとして

自分が関わらせていただく領域や提供させていただく商品、

そして我が社の顧客がどう変わっていくのか、ということも

自分なりに考えております。

 

クライアント様にもその一端をご説明させていただいたりしていますが、

コンサル業界も劇的に変わっていくことでしょう。

 

住宅業界・建材業界も大きく変わっていくことは確実です。

 

自社の10年後をイメージすることは出来ているでしょうか?

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