
今日は立秋。最高気温は33度。噴水のしぶきを時おりうけながら「緑陰に憩う」、ちょっとリッチな気分になった。
噴水の下では、子どもたちの1オクターブ高い歓びの声がとびかい、それに負けじと樹上からはセミの声がふりそそぎ、しばし世俗からの逃避を味合わせてくれる。
公園を訪れた人は、冷菓に涼を求め、木陰で汗を拭い、お堀の鯉に餌を投げ入れる光景はいつもと変わらない。ロープウェーから降りた人は、山頂のほうが涼しいと話しながら自販機に硬貨を入れた。
公園を一回りしたが、どこにも秋の気配はなかった。帰宅して冷えた麦茶に格別の味を感じた。
(写真:吉香公園での涼しい一葉。)