ふと思いついた遊びごとをやって見ようと始めた。
いつも慣れた感じで操作していることを少し工夫すれば、と深く考えないまま始めた。上手くいかない。方法や値を変えながら何度も何度も繰返した。トライを笑うかの様に、考えているものより「ずれたアウトプット」が出てくる。インプットが間違っているのだ。
進むか止めるか迷っていたとき「ゴーヤジュースを作った」と家内から声がかかった。冷たくて少し苦味のあるそれを飲みながら、見るともなしに見ていたTVの再放送ドラマの「確認したか」という言葉がいやに大きく聞こえたとき、今やっている方法は思い込みから始めたことに気づいた。
「美味しかった」いつもは言わない言葉を残してパソコンの前に移動した。こまったら「初心に帰る」のことわざ通りはじめからやり直した。そして異なった選択肢があることを見つけた。思い込んでいた手法は全くの見当違いだった。
何度目かのトライでやっとそれらしいアウトプットが得られた。しばらくは時間をつぶせる気がする。ゴーヤジュースを飲まなかったら断念していたかも知れなかった。家内に借りができたがこのことを家内は知らない。
(写真:何とか形になった遊びのプリント)