
全国各地で7月1カ月分の雨量が一気に降った、こんな情報が珍しくなかった7月豪雨。その結果、九州をはじめ各地で河川の決壊や山崩れ、バックウオーターなどにより冠水をはじめとする被害が発生、亡くなられた方と行方不明合わせて90名近くになっている。被災地によってはボランティアの地域限定などもあり片づけに着手できない地域もあると報道される。行政の力が早く届くことを願っている。
こうした豪雨をもたらした梅雨前線が日本の上空を覆っているが、今夕の天気予報が当たることを願っている。内容は、太平洋高気圧が張り出し、多量な湿気を含んだ前線を北側へ押し上げるという予報。その現象は西日本側から始まる。10日間天気予報では、西日本では後半になると雨マークが消えている。但し猛烈な暑さになるという。
当地はレンコの産地として全国で5本の指に入る。その歴史は古く1811(文化8)年藩営として始まった。シャキシャキとし糸を引く粘りは郷土料理には欠かせない。そんなレンコン、水なしでは育たないが、このところの雨でたっぷり水をたたえたレンコン畑(蓮田)ですくすくと育っている。あと10日もすると盆の花として出荷される。
子どものころのイメージでいえば、梅雨の雨は「静かに小止みなく降る」、そして梅雨の末期現象として大暴れする。最近は降るたびにかっての梅雨末期の様な豪雨となり水害を起こす。四季のある日本、梅雨前線もその貴重な一つではあるが暴れすぎる。地球温暖化もその原因の一つだが、協調性が欠如している世界の指導者にどう告げたらいいのだろうか。