梅雨前線が南北に日本列島上空を上ったり下りたりというか、行ったり来たりしている。前線上に低気圧が連なり南からの湿った風を受け各地に大雨、場所によっては1時間で100㍉近い雨を降らせている。台風襲来前に、昨年一昨年と連続した大洪水の再来を思い返させている。まだ、人命に関わる災害が起きていないことにほっとする。
この現象は温暖化と無関係ではないと気象予報士は口にする。最近の洪水は想定外ともいう。そんな現象を受けてだろうか、各地の避難所設置訓練の様子が報道されている。今年は、新型コロナウイルスの感染防止の「密を避ける」が最重要テーマで、従来の方式では避難所の用をなさなくなっている。自治体が頭を悩ませるところだ。
人命第一として大雨・洪水などによる避難情報が5段階の警戒レベルで発令される。警戒レベル1は警報級の大雨が降るという予報、警戒レベル2は大雨注意報・洪水注意報、警戒レベル3は避難準備・高齢者等避難開始、警戒レベル4は避難指示・避難勧告、で全員避難、警戒レベル5は災害発生情報ですでに災害が発生している。
ということで「『警戒レベル4』で全員避難となるため、豪雨や台風などの災害により配達スッタフに危険が及び新聞を安全に配達できないと判断した場合、届け時間が大幅に遅れたり、当日配達が出来ないことがあります。あらかじめご了承ください」という新聞販売店からの通知が届いた。どんな日でも新聞は届く、そう思っていたことは読者のエゴだった。こうした通知は初めてのことと思うが、配達スッタフあっての宅配、命に勝るものは無い。