毎月第2日曜日、仲間が三々五々集い100坪ほどの呼称「農園」で汗を流す。今月は予定日が梅雨前線の影響で延期になり1週間遅れの作業となった。事前に農園周囲の雑草刈り取りを済ませたリーダーのおかげで、車が農園のそばまで入り込める。私が持参するのは作業用の長靴と手袋、農具などはリーダーや菜園持ちの人の物を使用する。
作業はいつの季節でも午前中と決まっている。リーダーや農業にたけた人らの段取りに従い時間内で終わる。といっても年配者が多い。そこで威力を発揮してくれるのが小形の耕運機、操作は自分の菜園で野菜作りを楽しんでいる人。耕運機はチェンジ操作に従い前進・後進・転回と、眺めていると実によく働くことが分かる。
予定の作業が終了すると昼食。所定の時間には少し早いがリーダー手作りや差し入れなどの豪華弁当になる。寒い時には温かい汁もの、今日はよく冷えたソーメンが食欲をそそる。毎回、楽しみなのが手作りの惣采、季節の物、肉や魚と品数も味も店頭に出せる内容、作業した感慨が普段の食べる量を越させる。
もう一つ楽しみは収穫。キュウリやなすびの大小や曲がり具合、大根や人参の時には苦笑させる悩ましい形をした姿、落花生の一粒万倍に感心するなど、自然に接する喜びを楽しめる。収穫した新鮮な野菜、日照不足などで高騰している店頭のことを思えば多少の姿かたちは愛嬌になる。