日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

乗り捨て

2020年07月16日 | 地域

 春は、新入学生らによる購入で自転車の売り上げがグーンと伸びる、自転車店にとっては桜どころではない忙しいが嬉しい季節と聞いていた。今年は新型コロナウイルスの影響でその売り上げが大幅にダウンとなった。ところが、3蜜対策で公共交通機関を避け自転車通勤に変更した人の購入が急場を救ったという。

 今の子どもらはファッションの一つとして、斬新なヘルメットを冠って町中を自転車で動き回る。私が小学校のころには町の自転車屋で「貸自転車」の制度があった。借り賃は記憶していないが菓子を買えるくらいの金額だろう。当時の自転車は、今の自家用車に匹敵するくらいの位置づけだった。

 通り道で見かける廃品回収社の集荷場に積み置あげた自転車、その数は分からないが小さな山の様で、その高度が下がることはない、常に一定の破棄自転車が発生すするのだろう。これは秩序に従っている。一方できちんと廃棄されない自転車がある。その一例、雑草が芽吹かない春頃に見かけた自転車、今は雑草がそれを隠す。置忘れでなく無断借用者による放置だろうと思うが、土地所有者の考えは分からない。

 我が家は自転車を手放して数年になる。その処分は、大型ごみとして有料でリサイクル施設へ運ばれた。使用できるなら手入れして活用することを承諾したが、果たしてどうなったか。20数年よく動いてくれたことに感謝し、前日に油を使って拭くなど丁寧に掃除をして送りだした。あの放置された自転車、いったいどうなるのだろう。
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