九州全土に大きな被害を残した梅雨前線、我が家も大雨警報や同注意報などに耳を傾け事が起きないことを願いながら今朝に至った。市内での最高雨量が400㍉に達した所もある。そこに住む知人はそばを流れる川の濁流がものすごかった、と知らせて来た。旧市内は250㍉程度で、周辺道路の通行止めは発生したが、大きな被害は報道されていない。被災地の皆さんには申し訳ないがほっとした。今夜、南九州ではみたび注意が必要になるとか。
数日ぶりの雨のない昼間になった。湿度は高いが青い空がそれをカバーしてくれる。待っていましたとばかり、近くで数軒の棟上げが行われている。その中の一軒は我が家からクレーンの先端が見える。中には激しい雨で棟上げを中断、ブルーシートで覆われていた家もある。建築主・業者ともに青空になってほっとされたことだろう。いつ見ても新築現場には活気を感じる。
雨だれも、長年にわたって石に落ちれば石に穴を開けることから「雨垂れ石をも穿つ」という。7年前に気象庁が運用を始めた「特別警報」、このところ毎年のように「大雨特別警報」として出る。その雨は石に穴を開けるどこか、山や岩を砕き人里に襲い掛かる。今回の濁流の中で「岩がぶっつかりあってゴロゴロという音を聞いた」という証言映像を見た。
そんな雨は青空が急変し地上にそそいでくる。大きな気候変動は温暖化が原因と一部の指導者を除けば世論の一致するところ。ならばその原因を除けばいい、小学生の児童会でも理解できるが、国の方針として決めかねている。日本も100基の火力発電を止めるというが、その発電減は2割ほど、公害防止寄与率は低い。治水工事だけで洪水被害は防げなくなっている。対策に早すぎることはない、温暖化ストップ、今回の特別警報を機に取り組んではどうだろう。