2020年7月25日 中国新聞「広場 特集『コロナと学校』」掲載
わが家は裏通りの小さなつじに接し、近くの小学校まで歩いて5分。朝、登校の児童らが3方向から来て合流し、表通りに向かう。ランドセルを背負い、水筒を肩に掛けた姿は変わらないが、マスク着用をみんな守っている。そのためかおしゃべりが少ない感じだ。
毎年夏休みが近づくと、プールサイドから元気な歓声、バチャバチヤと水を打つ音、ホイッスルの音と指導員の大きな声、時にはなぜか分からないが大きな拍手や笑い声も聞こえ、夏の風物詩だと楽しんできた。
ところが今年は、新型コロナウイルスによる臨時休校で不足した授業時間を確保するためか、学校のプールが静かだ。残念に思いながら、改めて子どもの声が地域に大きな潤いをもたらしていることを知った。
各地で海水浴場の閉鎖が報じられる。運動会も遠足も見送りという。何とか子どもの楽しみを取り戻す方法はないのか、と感染の収束を願わずにはいられない。
わが家は裏通りの小さなつじに接し、近くの小学校まで歩いて5分。朝、登校の児童らが3方向から来て合流し、表通りに向かう。ランドセルを背負い、水筒を肩に掛けた姿は変わらないが、マスク着用をみんな守っている。そのためかおしゃべりが少ない感じだ。
毎年夏休みが近づくと、プールサイドから元気な歓声、バチャバチヤと水を打つ音、ホイッスルの音と指導員の大きな声、時にはなぜか分からないが大きな拍手や笑い声も聞こえ、夏の風物詩だと楽しんできた。
ところが今年は、新型コロナウイルスによる臨時休校で不足した授業時間を確保するためか、学校のプールが静かだ。残念に思いながら、改めて子どもの声が地域に大きな潤いをもたらしていることを知った。
各地で海水浴場の閉鎖が報じられる。運動会も遠足も見送りという。何とか子どもの楽しみを取り戻す方法はないのか、と感染の収束を願わずにはいられない。