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今年の朝顔は大失敗だった。久しぶりに朝顔の種を2袋購入した。一つは真っ白の大輪、もうひと袋は赤や紫に濃紺など5色交じりとある。一袋20粒入り、発芽率60%とある。長年やって来た方法で蒔き発芽を期待した。蒔き終えて袋を見ると中国産とある。どうかなと思いながらそれほどは心配しなかった。
発芽し伸びるが、何とも細い細い姿、それでも伸びるので「大丈夫か」と思いながら移植した。直後から枯れ始め、20数本の苗で移植に耐えたのは10数本。細い姿は変わらず、背も伸びが遅い。我慢し辛抱強く様子を見ていた。忘れたころ、朝5時過ぎに咲きかけの1輪が見つかった。日の出を待った。
しかし、開いた朝顔にならない。ちょっと手を貸して開花させた。以後もいくつかは手がかかった。花の咲いたのは2本だけで濃い紫色だけ。ほかの苗からは花芽も出なかった。ということで期待した白は全滅だった。朝顔で失敗したのは30年近くやって初めて、プランターも移植する花壇もこれまでと違ったことは何もしていないのにだ。
よく利用するホームセンターで購入した種だったが、結果は思わしくない壊滅状態でこの夏を終わる。朝顔の姿を見た菜園作りが趣味の知人は「種は選べん、いろいろ経験した」と意味ありげに話す。来年は少し学習してから作業に着手しよう、そう思いながら撤去をいつにするかと思っているとき、「午後の外での作業はやめましょう」という注意速報に従うことにした。
(今日の575) 朝顔の咲き放題が途絶えたり