電力会社から「電気メーターの定期取り替えのお知らせ」が届く。取り換え日時、所要時間、電源切りとなるのでその対策など細かな注意書きが載っている。正確な使用量の計測のためには必要なことだ。お知らせを読んで一応の心づもりをしておく。
最近のロボット、実物を見たことはないが、映像で見る限りでは人造人間といえる。あと一歩で人の用にたつ。その所作や動作は人を超えているものもあり、単なる機械や道具の域を脱しているように思う。ドラえもんは人間と同じに扱われている。アトムのようにマンガの科学がやがて現実となっていく。
人間も人工多能性幹細胞(ips細胞)を使って体内臓器を作り定期交換すれば寿命は無限になるかも知れない。取りあえずは脳の交換を望みたい。メーターの取り換え作業を眺めながらそんなことを想っていた。作業は10分ほど、円盤が回転を始め交換終了。「活線作業なので気を使う、特に雨の日は辛い」というベテラン風の電工さん。取り換え後、持参のマイコンでデーターを読み込んだりアウトプットしたりと作業は続く。マイコンに慣れるまで苦労しました、日焼けした顔が笑う。料金は無料。
原発、電力自由化、発送電分離、再生エネルギーの電力化など電気業界は難題を抱えている。抱えているが、安全と安定供給はないがしろにはできない。そのための末端でのこうした作業の一つ一つが必要で重要な意味を持つ。単に交換でなくその重要性を思うとき、電工さんの丁寧な作業に好感を抱いた。次回交換は10年後。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます