子どものころは生活に欠かせなかった名勝・錦帯橋、今はその上流に錦城橋が完成し、錦帯橋は観光のシンボルに変わり年間を通して多くの方が観光で訪問され,
渡橋もされいる。
その日、いつものように早朝ウオーキングで錦帯橋へ向いながら、その付近が何だか明るいようだと感じ、時どき見かける「ロケかTV中継の準備かな」と思いながら近づいた。
なんとしたことか、錦帯橋がライトアップされている。2基の照明が錦帯橋を暗闇のキャンバスの中へ黄金色で描き出している。これを眺めているのは私ひとりだけ。
錦帯橋のライトアップはお盆すぎから続いている。これは広島の原爆ドーム、宮島の厳島神社といっしょに「祈・雅・匠」の光の3夜をご堪能ください、ということで、錦帯橋は「匠」として広島、宮島よりちょっと遅れてスタートした。
普通は19時から3時間だけのライトアップなのにひと晩中黄金色に輝いていたのだろう。悪いクセですぐナゼが浮ぶ。特別な人が訪れる、消灯忘れ、故障などと思いめくらせながら写真を撮る。対岸のそれは消灯している。
前にも後にもこの日だけ。今回のライトアップを見に来ていない自分へのサービスと感謝し、早起きは三文の徳という言葉を味わった。
今月の27日まで黄金色の錦帯橋が鑑賞できます。お越しください。
(写真:描き出された黄金色の錦帯橋 14日AM:4.20)