日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

畑仕事の親睦

2019年08月11日 | エッセイサロン
2019年08月11日 中国新聞セレクト「ひといき」掲載


 100坪ほどの畑で月1回、十数人の仲間と汗を流す。朝から昼まで、運動不足の私もくわや鎌を手にする。草抜きでしゃがみ、自然と腰を鍛えている。
 予定の作業が終わると昼食だ。手作りの食卓に手作りの差し入れ弁当が並ぶ。皆、思い思いにいただく。きれいになった畑を眺めながらのにぎり飯や家庭料理は格別である。
 全員が高齢なので、食卓を囲んでの話題は政治、経済、地域、ボランティアと幅広く深い。また、各人の経歴も多種多様だから、この年になっても教えられることが多い。驚き学ぶ有意義な時間になっている。
 話題はプロ野球に及ぶと、熱を帯びる。広島東洋カープのファンばかりなので、リーグ4連覇と日本一について戮持論を展開する。カープ2軍の由宇球場まで数㌔の所にある畑だから、チームへの親しみはどこにも負けない。試合の日は多くの車を見る。
 植えたりまいたりすれば次は収穫、これは何度経験してもいいものだ。畑に通い続ける大きな理由だ。
 土中の成果は掘り出すまで分からない。大きければ「ほおー」と歓声が湧く。時には悩ましいポーズの大根やニンジンの形が笑いを誘う。取れたてを参加者で分けあう。家内はいつも野菜を待っている。
 はびこる草を抜くのに時間かかかる。手抜きはできない。野菜もそれぞれの根元に日が当たるようになると、喜ぶように見える。
 こんな親睦がまもなく10年に。
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台風10号と9連休

2019年08月10日 | 自然 季節

 盆休みの民族移動のニュースが始まった。新幹線や高速道を使用しての国内移動、空港での海外移動とか目的地は違うが、どれも楽しくうれしそう。爺ちゃん婆ちゃんに逢えるのが楽しみという、ちびっ子の表情はいつ見てもいい感じがする。そんな移動が始まったばかりなのに、朝から高速道の「渋滞を伴う交通事故発生」という情報が何通も入る。安全に往復して欲しい。

 長い人は9連休という盆休みとか、現役時代には無かった。働き方改革とは長い休みを取得することだけではないだろう、そんなことを思うのは旧いのだろうか。夕方、「明日から5連休です。休み明けに連絡します」と電話があった。嬉しそうなその声に「ゆっくり休んで」と思わず返事したが、どんな家族サービスが待っているのかは聞かなかった。辛苦どちらだろう。

 その盆休み、Uターンころに台風10号が西日本に接近、その雨域、東は関東近辺まで影響ありという大型、まだ成長しているという。その進路、予想円の中心線は今のところ豊後水道付近を通っている。速度は遅く雨も風も強いというから、予測どおりになったらこの地域は大きな被害になりそうで油断できない。

 10号の予想進路、世界各国の進路を見ると四国沖から東に急転する、というのから今のまま北西に進むとするなど、角度に大きな開きがあって面白い、どこの国の予測か分からないが、日本に上陸しないで太平洋上東進する進路が当たれば、Uターンへの影響は多少緩和されるかもしれない。報道の進路は各国予測の中間位置に近い。これまで気象庁の予想進路の確率は高い、ということは、来週半ばは要警戒、注意怠るなだ。
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父の話重なる赤い絵

2019年08月09日 | エッセイサロン
2019年08月09日 中国新聞「広場」掲載

 5日付広場欄で広島の高校生が描いた原爆の絵に関する投稿を読み、入市被爆した父の話を思い出した。
 父は原爆が投下された日、業務連絡で広島へ自転車で赴いた。惨状を目にしたはずだが、聞いても語らなかった。ただ一つ「防火用水に人も犬も頭から漬かって亡くなっていた」と話してくれた。その話はモノクロで記憶していた。
 ある年、原爆展で「水を求めて」という一枚の絵の前で足が止まった。父の話と同じ光景だった。違うのは熱線で焼けた体が赤く描かれていたこと。その赤は今もまぷたに残っている。
 投稿によると、生徒は証言者の記憶に最も近い絵に表現しようと努めているという。筆者は「あの日の被爆者の様子を写した写真はわずかだ。生徒たちの描いた絵は限りなく写真に近い貴重な記録となるに違いない」と述べている。
 被爆者の語り部の活動と絵画による被爆の悲惨さを伝える活動が携え合い、核兵器禁止運動の糧となることを心から願う。
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思わぬサービス

2019年08月08日 | 生活・ニュース

 このところ月が替わると食品を始めとする生活用品の値上げがある。それもわずかではなく10%を超える品もある。人件費の高騰、原材料や物流費に包装資材の値上げなどと説明されれば「そうですか」と受け入れるしかない。10月からの消費税アップ前にというだけでなく、諸生活用品の値上げは不連続かもしれないが続くだろう、コメンテーターの観測発言だが、外れることを願いたい。

 そんな値上がりの世の中で思わず「そうですか、有り難うございます」とお礼を言った。その1はこうだった。昨年、通販で或る電気製品を購入した。不注意でACアダブターの仕舞い間違いをしたらしく不明になった。メーカーに連絡するとお送りしますの返事。代金を尋ねると「初回は送料とも無料で送ります」、電話の向こうの男性担当者の丁寧な説明に頭を下げていた。翌日の午後に届いた。

 二つ目は地元スーパーでの話。ある地産品を毎年送っているが初めて教えられた送料が安くなる方法。商品を購入しその店で発送の依頼をした。店員から「お中元にされますか」という問いかけ、毎年お中元という意識はなく送っていたので訳を聞くと、店のお薦め品でなくても「お中元なら送料割引が出来ます」という。数百円の節約だが来年からはこれを活用しよう。

 2件とも本来そういう扱いになっているのだろう。特に二つ目の割引は教えられて知ったのだが、お中元の送料全国無料の広告は見かけるし利用したこともある。小さな気遣いがリピーターを生むといわれるが、こうしたことかもしれない。猛暑の中でここち良い汗を拭いた。 

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私ではない

2019年08月07日 | 生活・ニュース

 5日の午後、市内で電話詐欺事件が発生した。手口は、警察官や銀行協会などが繰り返し登場する広報や報道されている筋書きで進行、被害者は市内に住む80歳代の女性、概要がポリスメールで送られてきた。このところ市内でも類似の詐欺事件が頻発していることは報道で知っている。

 今回はこれまでなかった手口がポリスメールにあった。それは山口県警察の警察官を名乗る男から「詐欺グループを捕まえたら、あなたの通帳が出てきた」ここまではよくある。途中2,3会話があるが「午後3時から警察が金融機関の捜査をするのでお金を下ろすことができなくなる。それまでに預金を下ろしたほうが良い」という嘘に惑わされ被害者は大金を下ろした。「その中に偽札が混じっているようなので警察官に渡してといわれ」受け取りに来たニセ警官に渡した。その現金を持ち去ったニセ警官が私と同姓だった。

 どうせ偽名だろうが、いい気持ちはしないし、犯罪行為を含めて怒りを覚える。最初の電話が午後0時ころ、ニセ警官が現金を持ち去ったのが午後2時50分ころとあるから、犯人からすればスムースな犯行に思えるが、どこで個人情報を盗んでいるのか、被害に遭わなくても心配になる。

 被害に遭わないために、連日報道や呼びかけがある。近くの交番便りにも毎月注意点が載っているが、被害は後を絶たない。その被害者は高齢者ばかりのようだ。最近は、電話も受け子も女性の集団が現れ、「おれおれ」でなく「わたしわたし」で架かるそうだ。役立つ防犯広報ではあるが名前は伏せて欲しい、メールを読みながら思っている。
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その日は月曜日だった

2019年08月06日 | 生活・ニュース

 小倉の空が曇っていたから史上2個目の原爆が長崎に投下されたという。もしも、74年前の今朝の広島の空が曇っていたら広島は助かったのだろうか、いや、広島とは別の街が破壊されただろう。みたび核兵器は使われることがないよう大方の人が願っている。しかし、最近の核を巡る動きに恐れを抱いている。 

 8月は黙祷する日が6日の広島原爆の日、9日の長崎原爆の日、14日の岩国駅前大空襲の日、15日の終戦記念日の4回ある。戦争のことは、何度か防空頭巾を冠り防空壕へ退避したこともあったが記憶は薄れていく。ただ、広島の原爆投下時の閃光(ピカ)と続いて聞こえた地鳴りのような音(ドン)と振動だけははっきり覚えている。 

 74年前の8月6日、その日は月曜日だった。広島市中心部の家庭、学校、官庁、商店、工場、会社、銀行等など、日曜日明けのそれぞれの朝があった。屋外には建物疎開で作業中の多くの生徒たちがいた。しかし、一瞬の灼熱と強烈な爆風で街は死の街と化した。それは、教えられ、聞かされ、原爆資料館で目にして、その恐ろしさを私は体中に留めている。

 何十回も見て来た「広島市原爆死没者慰霊式 並びに平和祈念式」のTV中継。大方の人が願う核のない世界への道のりが遠いことを毎年感じる。ここ数年、平和宣言の内容が市民の真の思いと距離感があると感じていた。今年は「核兵器のない世界への一里塚となる核兵器禁止条約への批准・署名を政府に求めた」ことは進歩した。これが核問題解決の前進に寄与することを願う。
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軽い熱中症

2019年08月05日 | 生活・ニュース

 このところ各局ニュースのトップが猛暑と熱中症に変わった。それだけ異常気象が続いているということになる。各地で熱中症の搬送が増えており、亡くなる人も続く。そういえば知人の一人が熱中症で「救急搬送されたが大事に至らずに済んだ。年齢を自覚した」とその人らしいギャクを使っての事後報告を載せていた。

 数年くらい前の暑い日だったが予定の屋外作業をしていた。作業中、少し目がかすみふらっとする。経験のない状態に何故だろうと思いながら日陰に腰を下ろし持参していた冷たい水を飲んだ。しばらくすると、さっきの症状は何だったのだろうかと考えていた。一休みして作業を続けたが、以降なんの異変も感じることなく作業を終えた。

 まだ熱中症にそれほど関心を持たないころだった。今おもえば、あれは熱中症の初期の初期の状態だったのではと自己診断している。おかしいと気づき、日陰に腰を下ろし水分を摂取した、熱中症対策と言われる幾つかを実行していたことになる。そのことがあって以降、屋外作業のときは四季を問わず水か茶を身近に置いている。

 先日、梅雨で間隔が遠のいていた墓掃除に行った。雨で想像以上に汚れていたが、何十年もしてきたことで予定通り済ませた。持参した冷たいお茶を飲んでいら、丁度、懇意な農家の方が立ち寄られしばらく立ち話になった。その方も「これが離せません」と取り出した水筒でごくごくと飲む。水分補給に気をつけることを話しながら分かれた。止めていた車積載の温度計は38度、クーラーで汗が引いていくのが分る。熱中症は命に関わる、気をつけよう。
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紙ストロー初体験

2019年08月04日 | 社会 政治

 先日訪問したある店舗でアイスコーヒーが出た。猛暑日で早速いただこうとストローを手にしたら紙製だった。ポリ製品を紙製にチェンジする世論になっているがその先進だろう、初めての紙製ストローを口にした。うん、これは何だ、乾燥したカサカサの植物の茎をくわえたような感じで、コーヒーを吸い飲むにひと息間をおいてから飲んだ。コーヒーは冷たく美味かった。

 今、地球人の英知を合わせ環境の改善をしないと地球は破壊する。マイファースト主義では子孫に汚染を引き継ぐことになる。汚染にも限度があると思う。限度を超えたときにどうなるか誰も予測していない。そんなことを思いながら口にするストローの感触は最後まで良い印象という結果にはならなかった。
 
 昔は、部活を終えて帰るときパンを食べる男子高校生は小売店の中で食べていた。今はどうだろう、ポリ包装ポリ容器の飲食物を歩きながら食している。教養あると思うTVも大写しする。この食べ歩きを禁じるだけで道端に捨てられるポリ容器は大幅な減少となる。わが家前の道路に散乱する棄てた容器の状況を見て言える。

 紙ストローは「時間が経てばふやける場合があります。その時は遠慮なく新しいものをどうぞ」と案内があった。硬く作られているように思ったが次第に柔らかくなりふやけて来た。また、白いストローだったが、口についたコーヒーがストローに付き、自分が使っている物ではあるが気になった。まだ改善点はあるように思ったが、いい初体験だった。
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錦川水の祭典

2019年08月03日 | 地域

 毎年8月第1土曜日は「錦川水の祭典」、通称は名勝・錦帯橋の花火大会で今年は52回目という。錦川は錦帯橋の架かる川で、市内北部中国山脈の麓から100㌔余下って瀬戸内海へ注ぐ。市民生活には欠かせない錦川に感謝をする一日になる。その締めは花火、日暮れから始まるが、昼間は子供向けのイベントや郷土芸能の披露がある。この日のために帰省する家族も多いとか。

 「6千発の花火が夏の夜空を彩ります。ぜひ遊びに来てください」と呼びかけている。そんなこともあり場所取りには苦労されている。2、3日前からブルーシートがあちこちに登場する。錦帯橋下流に掛かる長さ200㍍の臥龍橋の歩道には写真の様に隙間なく場所取りを示すブルーシートが巻き付けてある。打上げ場所は橋のすぐ上流の川原、遠景には錦帯橋が見える。でも、歩道を占拠してもいいのだろうか。

 そんなことを家内と話していて、現役のころの懐かしい話になった。当時は別のところに住んでいた。花火の日、職場の女子社員など10名近く夕方やって来る。全員がわが家で浴衣に着替えて花火見物にいく。終わると家内が準備した冷たい飲み物や食べ物を気持ちよさそうに口に運ぶ。そんなことが何年か続いたが、娘のいない我が家の楽しみだった。

 いま住んでいるの所に引っ越した頃は庭から打ちあがった花火が見え、家にいながらの見物だった。ひと息遅れの打ち上げや炸裂音が一味違う趣だと勝手に決めていた。最近は近くに新築が増えわが家からは見えなくなりもっぱら有線TVで見物している。こちらも音はひと息遅れが楽しい。猛暑の川原で準備した花火師の結晶がもうすぐ夜空を飾る。
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今日の自覚

2019年08月02日 | 生活・ニュース

 高齢者の交通事故多発でこれまでより慎重な運転を心がけている今日この頃だ。自らも事故一歩手前のヒヤやリハットは何度か経験している。また、人様の似たようなことで、何度も胸をなでおろしたことはある。今日は「やったー」、と思ったが何とか事故にならなかった。原因はしょっちゅう見かける「一旦停止」を守らなかった車に原因がある。

 道幅3㍍ほどの出口は三叉路になっていて一旦停止の白線が引かれている。私はその狭い道の一旦停止線を過ぎたところで、左方かの自動車が通り過ぎて横切ろうと立ち止まっていた。車は減速していたが一旦停止線を過ぎた、その時ヘルメットを冠った小学男児の運転する自転車が私の右から三叉路へ進入した。車は急停止したが、自転車との間は握りこぶしほども無かった。私の目の前でのことだった。

 小学生は驚いた様子だったが通り過ぎた。事故にならなくて良かった、と思っている間に車はばつが悪かったのか、急発進で右折、走り去った。運転していたのは学童の子どもがいるくらいの年齢で女性、これを機に安全運転に徹して欲しいが、急発進する運転では期待薄かもしてない。とにかく事故にならなくて良かった。

 原因は女性運転手が一旦停止線での停止を守らなかったから。道交法には書かれているが要は「停止線にフロントバンバーの先端を合わせる」のが正しい方法。停止線上に運転手の身体がある状態で停止するのをよく見かける。これは間違い、先の免許更新講座で教えられたので忘れてはいない。一旦停止するとき、交叉道路を進行する車両の妨害をしてはならないとあるから、この事例の場合、自転車(車両)の通行が優先される。ぼけっとして運転しないことを今日の学びとする。
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