NHKの台風情報で「正午現在、岩国市の南60㌔にあり北に進んでいます」とTV・ラジオ共に放送あり。台風情報でその位置を「岩国市」を基準にした位置情報を初めて目にし、耳にした。南60㌔と言えば愛媛県の佐多岬付近になる。この岬の根っこにある原発を出張で1度見学したことがある。原発イケイケの時代だった。
午前中、所用で出かけた。警報は出ているが街筋は台風の気配を感じない静かさ。盆でもあり商店は全てお休み、人通りもないことが少々不気味に思う。名勝。錦帯橋まで足を延ばし様子を見た。錦帯橋下流の土産物店は建屋も商品も撤去済み。錦帯橋は台風対策で「渡れません」と黄色のテープが張ってある。金沢から来たという若い男女、「錦帯橋が渡れずに残念ですが、無人の橋を撮りました」と慰めていた。錦帯橋上に人の姿の無い写真、私も1枚あるが「貴重な写真です、インスタグラムに」といい見送った。
通りに土嚢を準備した家も何軒かあった。シャッターの下部から浸水したという話は聞いたことがあるが、その対策だろうか。そのほかに対策らしき形は見なかった。わが家も飛散しそうなものを移動させる、大型の懐中電灯の点灯や携帯ラジオとスマホのバッテリーの確認くらいで、避難は考えていない。
対策と言えばJRやバスなど公共交通機関の計画運休、過去の反省というか徹底して行われ、利用者には受け入れられたいるようだ。帰省期間が短くなったというじじばばの声は流れていた。しかし、安全が何より、仕事も重要、余裕持っての行動に安心感を知り、楽しみな帰省であったが危機管理への対応を学んだと考えよう。被害を受けられた方にお見舞い申し上げます。