能登半島地震の発生から丁度1年。被災者の世論調査結果を今朝の報道で見た。復旧の遅れを指摘される声が65%近くあるとなっていた。9月の大洪水が重なったとはいえ、厳しい気象条件の中で2回目の冬を耐えなければならない。復旧にどこまで本腰が入っているのだろうか。
低投票率だった衆院選挙、報道の予測どおり与党の過半数割れとなった。石破内閣発足8日目の解散、何をするかの具体的な表明の無い政府に何を期待していいのか有権者は迷った。期待は総理の改革姿勢だったが、選挙終了と同時に基盤的保守姿勢が表になった。ミニ保守と言われている野党の一角とこれからどう向かい合いながら国内政治が進むだろう。そんな世情だが歳末、錦帯橋渡は人出でにぎわっていた。
そんな中で2024年ノーベル平和賞に日本被団協が受賞に輝いた。広島・長崎の原爆被爆者とその家族を中心とする核兵器廃絶への声を、被爆体験を通して国内は基より世界に向けての訴えが認められ、大方の国民が喜び拍車した。核の傘下ではその廃絶に向かって進めないことを、唯一の被爆国として理解しがたい思いは長く続いている。与党内部でも禁止条約会議へのオブザーバー出席を求めるという報道、期待をしたい。
高齢で年金生活の我が家にも物価高への生活防衛をはじめ大小の難事や難治に出くわしたが、今夜の除夜祭に出て鐘を撞けば今年が終わる。在京の書道家から年男の私に「飛龍」の作品を頂いた。書に相応しい生き方や進歩があったか、年明けにゆっくり考えたい。この1年間、稚拙なブログへご訪問にお礼申し上げます。
(驚異の575) 1年の締めならそれを書き残せ
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