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日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

渦巻蚊取り線香

2020年07月21日 | 生活・ニュース

 奄美諸島は「梅雨が明けた模様」と発表が数日前にあった。北九州圏域の本県の梅雨明け見通しは立っていない。湿度の高い高い日がしばらくは続きそうだ。私はまだ出会っていないが、蝉の抜け殻の写真や鳴き声を聞いたという書き込みを目にするようになった。本来なら夏休み入りの児童らは今朝もいつもの様に登校していった。

 夏になると蚊をはじめ小さな虫たちが忙しく飛び交い始める。ちょっと変わった知人が「虫よけの殺虫材は体に良くないので使わない」という。虫が参るのだからその理屈は分かるが、ひと夏何もしないで過ごすことはできない。かの知人は乾燥したミカンの皮をいぶすという。いいかもしれない。

 玄関や軒下につるしておけば、虫を寄せ付けないという代物がある。TV-CMもドラマ仕立てのなっていたように思うが最近どうなったか。この虫が来ないという商品をいくつか使ったが、もっとも来ないで欲しい「蚊」には効果がないことに気づいた。説明をよく読むと、蚊を寄せ付けないという効果はない、そう読み取れる。

 最近は「金鳥の渦巻」蚊取り線香を玄関の入り口に置いている。置き始めて数日たつと蚊の姿が激減、これは我が家の実績。殺虫剤など夢の時代、蚊帳を張って寝ていた子どものころ、寝床から離れたとこれで渦巻蚊取り線香の赤い火がともっていた。蚊取り線香だから蚊に効くことは今も昔と同じ。当たり前といえばそうだが、除虫菊からその成分を発見したした人はどんな人物なのだろうか。線香の煙には蚊を遠ざける効能はないという。でも蚊は逃げる、そんな話はまたの機会にしよう。
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自宅での葬儀

2020年07月20日 | エッセイサロン
2020年7月20日 中国新聞「明窓」掲載

 いつものように墓を掃除していて、ふと祖父の享年は79だったと思い出した。今の私と同じ年齢。あれから60年が過ぎたが、祖父を弔った日の父の一言が忘れられない。

 葬儀の前日、父は長男の私に「よく見ておけ」と言った。 「なぜ」と思いながら、父のそばで葬儀の終始を見ていた。今では珍しくなった自宅葬。近所の皆さんが葬儀を取り仕切る習わしだった。

 それから6年が過ぎたころ、父が56歳で急逝した。当時、私は25歳。病身の母と下に3人のきょうだいがいて、大きな試練に向き合うことになった。

 父の葬儀も皆さんの支えで自宅葬を営んだ。葬儀が終わって、ふと祖父の葬儀の時の父の短い言葉は、もしかしたら自分は早く死ぬかもしれないという予感があったからではないかと思った。不思議なほど手順が思い出せたのは父のおかけだった。母も自宅葬で送った。

 だが、この先、自宅葬はないだろう。そう思うと一抹の寂しさを覚える。近所の人たちの世話で葬儀を終える。そして顔見知りの人の哀悼と一心な合掌に送られて自宅から出棺するー。その静かな葬送は長い月日が経っても忘れられないものだから。
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農園の午前中

2020年07月19日 | 生活・ニュース

 毎月第2日曜日、仲間が三々五々集い100坪ほどの呼称「農園」で汗を流す。今月は予定日が梅雨前線の影響で延期になり1週間遅れの作業となった。事前に農園周囲の雑草刈り取りを済ませたリーダーのおかげで、車が農園のそばまで入り込める。私が持参するのは作業用の長靴と手袋、農具などはリーダーや菜園持ちの人の物を使用する。

 作業はいつの季節でも午前中と決まっている。リーダーや農業にたけた人らの段取りに従い時間内で終わる。といっても年配者が多い。そこで威力を発揮してくれるのが小形の耕運機、操作は自分の菜園で野菜作りを楽しんでいる人。耕運機はチェンジ操作に従い前進・後進・転回と、眺めていると実によく働くことが分かる。

 予定の作業が終了すると昼食。所定の時間には少し早いがリーダー手作りや差し入れなどの豪華弁当になる。寒い時には温かい汁もの、今日はよく冷えたソーメンが食欲をそそる。毎回、楽しみなのが手作りの惣采、季節の物、肉や魚と品数も味も店頭に出せる内容、作業した感慨が普段の食べる量を越させる。

 もう一つ楽しみは収穫。キュウリやなすびの大小や曲がり具合、大根や人参の時には苦笑させる悩ましい形をした姿、落花生の一粒万倍に感心するなど、自然に接する喜びを楽しめる。収穫した新鮮な野菜、日照不足などで高騰している店頭のことを思えば多少の姿かたちは愛嬌になる。 
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雇用調整助成金

2020年07月18日 | 社会 政治

 新型コロナウイルス、東京都を中心とした首都圏の感染拡大は日本中が関心をもって状況を見守り心配している。そんななか「GoToキャンペーン」は、コロナが収束して実行という予算編成時の説明は、またまた勝手な解釈変更で繰り上げ実施発表、ところが実施内容が修正された。帰省を中止した、孫に会えなくなったという知人のメールを読み、ずさんな国の対策に、またか、とあきれる。

 「これは、私からではありません。雇用調整助成金です」、4月中旬から休業状態の地元企業の従業員が社長の話として聞かせてくれた。その従業員は「雇用調整金を手続きしてくれた社長に皆が感謝している」と嬉しそうに続けた。雇調金についていろいろな報道を目にする。国も申請の手続きを簡素化したとしているが、どのくらい浸透しているのだろうか。

 オンラインなど言葉もない昔でも雇用調整助成金の制度はあった。景気悪化で工場の操業が大方休止した。その時この雇調金申請の担当になった。窓口の職安と幾度ことなく打ち合わせ、小さな文字で記入する申請書を何枚も作成。認可されるとその記録を写真に残し計画と対比した実績を報告する。抜き打ちで実施状況の査察もあった。支払いが済むと不正はないかと会計検査院の立ち入り、大変だったことを思いだす。そういえば申請書作成のため極細用ボールペンを購入した。

 雇調金は「事業主が従業員に休業手当を支払う場合、その一部を助成する」という制度。今回のコロナに当たっては特例が設けられ、中小企業では「解雇等行わず雇用を維持した場合」は10割が支給される。制度は活用しよう。一方で不況といいながら株価は上昇、このからくりは何なのだろう。
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青空はいい

2020年07月17日 | 自然 季節

 梅雨明けが見通せない梅雨の中休み、岩国城の背に見える雲、もう少し積み重なると入道雲になりそうな真っ白い雲が真っ青な空に映えている。この暑さなのなか風邪でもないのマスクをしている人がいると見おろしているかもしれない。

 小学校は昼休みの時間だった。元気な声が青空に消えていく。右に左に向こうにこっちにと走り回る児童には青空を気に掛けてはいない様子だが、青空がこの光景にはよくマッチしている。子どもたちには青空が似合う。

 南向きのアパート、どの部屋のベランダの手すりに布団が干してある。物干にはびっしり並んだ洗濯物が気持ちよさそうに風に揺れている。避けろといわれる密だがこの密は許される。

 アメダスによる市内の日照時間、今日は朝の7時50分から18時20分まで日照が観測されている。その合計は599分となり約10時間日差しに恵まれた。最高気温29,8度、これからやって来る夏の日差しに体を慣らすにはいい一日だった。
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乗り捨て

2020年07月16日 | 地域

 春は、新入学生らによる購入で自転車の売り上げがグーンと伸びる、自転車店にとっては桜どころではない忙しいが嬉しい季節と聞いていた。今年は新型コロナウイルスの影響でその売り上げが大幅にダウンとなった。ところが、3蜜対策で公共交通機関を避け自転車通勤に変更した人の購入が急場を救ったという。

 今の子どもらはファッションの一つとして、斬新なヘルメットを冠って町中を自転車で動き回る。私が小学校のころには町の自転車屋で「貸自転車」の制度があった。借り賃は記憶していないが菓子を買えるくらいの金額だろう。当時の自転車は、今の自家用車に匹敵するくらいの位置づけだった。

 通り道で見かける廃品回収社の集荷場に積み置あげた自転車、その数は分からないが小さな山の様で、その高度が下がることはない、常に一定の破棄自転車が発生すするのだろう。これは秩序に従っている。一方できちんと廃棄されない自転車がある。その一例、雑草が芽吹かない春頃に見かけた自転車、今は雑草がそれを隠す。置忘れでなく無断借用者による放置だろうと思うが、土地所有者の考えは分からない。

 我が家は自転車を手放して数年になる。その処分は、大型ごみとして有料でリサイクル施設へ運ばれた。使用できるなら手入れして活用することを承諾したが、果たしてどうなったか。20数年よく動いてくれたことに感謝し、前日に油を使って拭くなど丁寧に掃除をして送りだした。あの放置された自転車、いったいどうなるのだろう。
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PEの生産を誇った

2020年07月15日 | 回想

 スーパーは以前からレジ袋は有料でマイバッグが定着している。新たにコンビニがこれに加わった。商品の包装フィルムを入れた近くのコンビニの袋、裏通りだからか我が家の前でもよくポイされている。有料になっても続く、余りにも安いからだろう。ポイ捨てがなくなれば長い将来の先では海洋汚染がなくなるという夢のような話に期待する。

 コンビニだけでなく書店もコンビニと同じ日から有料になった。書店のそれはデザインもされており、マイバックの感覚で持ち歩けた。有料にしてプラごみがどのくらい減少するのだろうか、レジ袋は全プラごみの数%以下という。ポイ捨ての根本的な対策がないと最終的にたどり着く海洋汚染は止まらない。

 日本でポリエチレン(PE)樹脂が世に出たのは昭和30年代半ば、当初は食品包装用でデビューした。PEが知れ渡ったのは猛烈なフラフープブームが起きたころ。PEのパイプを輪にしただけの単純なものだった。遊びすぎたら腸捻転を心配する話もあった。そのころから用途拡大が急速に進み、世に欠かせない資材の一つとなり、今はどちらを向いても合成樹脂が使われていなものを探すのに苦労する。

 そんなPE生産に10数年携わった。自社技術で開発した当時世界で一つの連続生産方式のプラントでは、苦労も多かったが誇りを感じながら運転した。最近の各種合成樹脂への風当たりを思うと、社会の変化・進歩は急で時代の移り変わりを感じ、誇りに思いながら新製品の開発や生産にいそしんだことが誤りであったかのような錯覚を覚えることがある。そんな中、あのレジ袋を考案した地元企業の社長にもう一度会い、現状の認識を聞いてみたい。 
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天然のダム

2020年07月14日 | 地域

 「令和2年7月豪雨」はまだ収束せず、日本列島上空に留まっている。市の防災情報は深夜から今朝がたまで、避難の呼びかけをはじめ、土砂災害の危険箇所、気象情報の内容などの発信が続いた。勤めの人には睡眠不足の方もあったのではと心配するが、被害のないことが一番、薄日のさし始めたころに部屋に風を通しながら思った。

 コロナ感染を気にしつつ、被災地のボランティアの人をはじめ復旧に携わる人の映像を見ながら、治水対策の難しさを思う。その一つ、土砂(山)崩れで発生した流木の多さに驚きながら、昔から変わらない流木被害を思いだす。終戦直後に小学校入学、台風や大水のとき濁流の中を大きな木が何本も下流に流れる様子を臥龍橋の上からのぞき込んで見ていた。山林の保全が改良されたのか見かけなくなった。

 最近は数十年、百年に一度という降水量が毎年のように発生している。局地的な現象ではあるが常態化するのではと思うようになった。土砂崩れの発生しない保全が第一だが、万一土砂崩れが発生したときその被害を抑えることが必要になる。策はいろいろあるだろうが、天然ダムをつらせないことも一つと思う。

 先日の錦川増水の後で中州の倒れた雑草を見ていて気付いた。中州に茂った雑木群が濁流の流れを変えていることが、雑草の倒れ方を見れば素人でもわかる。こうしたところに流木が掛るとダム化することが想像できる。浚渫と雑木林、中には径がひと抱えもありそうな木などの除去が必要だろう。こんな心配を抱き始めてそれほど経っていない。中州に棲みついている生き物と共生できれば最高だが。
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日差しはいつ

2020年07月13日 | 生活・ニュース

 電話もメールもSMSも、コロナと雨の様子伺いから始まる。幸い身近な人にコロナに視視罹った罹った人はなくほっとしながら、ある人に感謝している。台風が当地に接近する予報が出ると、災害の起きないことを祈願しに氏神詣でをされるご夫婦がある。先日は大雨警報の出た日に参詣された。線状降水帯が遠のいたのはこれぞご利益でなくて何であろうかと感謝している。

 アメダスの表示に日照時間という項目がある。1時間で何分日差しがあったか見れるようになっているのだが、梅雨前線は横たわり続け、このところ0分が続く。明日も明後日も前線が動く気配はない。水没は免れたが日差しが長く途絶えると稲の育ちが心配になるという。今年は多くの地で稲田が大きな被害を被っているから気がかりだ。

 散歩コース途中のある施設、屋外で運動をされるのを時々見ているが、この雨続きで身体がさぞなまるだろう。そんな心配をしているかの様に庭にどでかいヒマワリ、といっても造花で風車にもなっている3本が空を見上げ日差しを待っている。見ているだけでなにか温かみを感じる庭の片隅。梅雨明けを予測する勇気ある気象予報士はまだ現れない。

 コロナウイルスの感染が広がっている。現場で診療する医師は第2波という。政治はそれを受け入れていないばかりか「Go-To」キャンペンーンを前倒しで実施し、県境越え推進施策を進める。観光地九州は現状では旅行受け入れ出来ない。国の政治、その恩恵は国民すべてにひとしく当ててほしい、そんな日差し政策を待っている。選挙ばかりを気にした政策ではいつかほころびが出る。
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何だろう

2020年07月12日 | 地域

 久しぶり散歩に出た。ときおり大粒の雨がパラパラと遠慮そうに降ったが歩くことをやめるほどではなかった。雑草が一段と背を伸ばして十分なお湿りを喜んでいるようだった。さすがにぬかるんでいる農園で作業をする人は見かけなかった。その代わり黒い客が何十といた。

 歩きながら、カラスの鳴き声が妙に耳に入る。見上げると大きな木の葉陰で何羽も鳴いている。カメラをズームアップし写そうとしたら、反対側に飛び立っていった。まるで見張られていたような気がし、何でと思った。さらに歩いていくと、雑草の向こうの畑から黒い塊のようにカラスが飛び立ち、近くの電線に3蜜を避けるかのように数羽単位に分かれて止まり下界を見下ろす。

 恐怖まではいかないが、畑周辺は私一人、何か不気味な感じがした。彼らの行動の邪魔をしたわけではないので、攻撃されることはないだろうと思うが、カラスではあるが上から見下ろされる感じはいいものではない。しかし、畑で彼らは何をしていたのだろうか。もしかして、このところの長雨で餌に困って、雨の合間に畑荒らしをしていたのだろうか。

 増水で錦川中州のススキや雑草は押し倒され、上流からの流失物がそこここに引っかかっている。いつも聞こえていた野鳥の声は全く聞こえない、彼らの巣は流失したと思うが、飛べる野鳥は避難したのだろうか。梅雨前線は横たわり続け、北上する気配はないが、減水したらまた戻ってきて棲家を作り声を聞かせてほしい。
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