空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

中央アフリカ共和国:衝突により300名以上死亡

2013-12-07 15:22:54 | Newsメモ
 写真キャプションには,避難所を求めてBangui空港に来た民衆がフランス軍の到着に喝采している,とある。フランスは数百名を追加派遣し,1000名規模(現在の二倍ほど)まで増強する予定。これは国連お墨付きの事業。

BBC 'Hundreds dead' in Central African Republic violence 6 December 2013

 二日に亙る首都Banguiの衝突・戦闘により,300名以上が死亡したとRed Crossは語る。夜が来たので,死体の回収を中止したが,金曜夜までに既に281体を回収したという。

 今週末にかけて作業を再開するが,死亡者数はなおも上がる見込み。「明日はひどい日(a monster of a day)になるだろう。明日も我々は働くが,私が思うに[作業は]四日目までずれ込むね」。

 この衝突は―主にムスリムからなる旧Seleka勢力と,前大統領Bozizeに連なるキリスト教徒勢力とによるもの。

 キリスト教徒集団が北部から複数個所で攻勢をかけ,これに旧Seleka(ムスリムが多い)が反撃したもの。

 で,住民はフランス軍の基地が近い,空港周辺へ逃亡。途中の道路は死体が転がっていたりするわけだ。

BBC In pictures: 'Loyalists' attack CAR capital Bangui 5 December 2013


BBC Central African Republic: 'Bozize loyalists' attack Bangui 5 December 2013

 キリスト教徒民兵団側が,国連介入軍の強化前にBangui支配権への権利を求めてバランス崩しに出た―というところの模様。この5日の記事の段階では,その試みは失敗している模様という評価だが,6日の記事では,Banguiの支配権はどうか,とあいまいな書き方になっていた様子。

 確実なのはフランス軍だけかも。

 Selekaは,学校・病院を(組織的に)破壊略奪するなどご乱行も多く,また人数的には少数派であるムスリム基盤という。

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