空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

シエラレオネの禁令解除:「妊娠してても学校に行っていいよ」

2020-03-31 14:06:43 | Newsメモ
 2015年以来、妊娠した子は学校に行っちゃあならんという禁令がでていたところ―パラレル・センターでの学習がなされていたりしたところ―、このたび、解除されたとのこと。生物的には十二分に妊娠可能とはいえ、18歳未満の妊娠がやたらあると、職業人としての訓練をし難いのはたしかだ。近代的市民というのは、子供たちが18歳まで教育を受けることを標準形としているようだものなあ、少なくとも現代的には。

BBC Sierra Leone overturns ban on pregnant schoolgirls 30 Mar 2020

 ともあれアンダーエイジの妊娠は、それはそれとして大問題。学業の自由という基本的な人権にも関わるので、通学禁止処置も大問題。妥協点として、ともかく退学処置のようなものはそもそもダメということにしておこう…というわけか。

Sierra Leone has overturned a five-year law barring pregnant girls from going to school.

The ban was introduced in 2015 as schools reopened after the Ebola crisis, which saw a rise in pregnancies among school-age girls.

West Africa's top court ruled in December that the girls were discriminated against and their human rights violated.


 まあしかし、なんでエボラ騒ぎのときに問題になったかって

There was an increase in underage pregnancy during the Ebola crisis, which left many girls vulnerable to sexual abuse and desperate for money.

 …あの騒ぎの中、セクシャル・アビュースや金銭的困難に陥ったからっ…て…。
 …あーつまり経済的混乱の中、扶養者にカネがなくなり、売春でもするほかなくなったとか、危機的状態の中自暴自棄になったような人たちがてきとーに手近な女性を犯したりしてたってわけですか…。

 …それで学校からも放逐されたら、そりゃあ人生、詰むわ…。

The issue of pregnant girls going to school is also a big issue on the other side of Africa, in Tanzania.

President John Magufuli has defended the policy of banning pregnant girls from school, saying young mothers would be distracted if they were allowed back in school.


関連:「タンザニア:女学生たちが妊娠しすぎ、と大統領がお怒り(2019-10-09)」
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